ブログ引越のお知らせ
COOTのブログ「ナンシイの足跡」は http://coot2tm.blogspot.jp/ に引越いたしました。
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急に思い立って、八ヶ岳までドライブに出かけました。今回はビアンキの自転車を積んで四本モミも一緒です。6時に家を出たけど、中央道は早くも渋滞していて、相模湖を過ぎるまではノロノロ。談合坂SAで朝食にしましたが、ここも大混雑でした。
長坂ICで中央道を降りて、野辺山に向かう途中の橋で休憩。この辺りの紅葉はまだまだです。でも、橋の上からの眺めは雄大で気持ちいいです。
JR野辺山駅まで来ると、並木道の紅葉が真っ盛りでした。道路の電光表示を見ると、この辺りの気温は9℃です。しばらく辺りを歩いて紅葉狩りしました。
四本モミは、ここから八ヶ岳高原ラインの途中にある昼食を食べる予定の場所まで自転車で行きます。航海士と私は、牛乳工場を見学したり、高原野菜を買ったり、無料キノコ汁試食の看板に釣られたりしながら、ゆっくりと向かいました。
11時の開店時刻を過ぎたばかりの時刻に「自然屋」に到着。我家のお気に入りのお店で、今日のドライブはここのキノコ料理を食べたくなったから来たようなものです。
今回頼んだのは、ニジマス香草焼き定食、キノコと高原野菜サラダ定食、キノコバター炒め定食で、朝食は遅め、昼食は早めの時間だったせいもあって超満腹になりましたが、どれも美味しく大満足です。メインの料理も良いですが、定食に付くキノコの酢の物とキノコ汁もGOODでした。
食後は天女山山頂周辺を少しハイキング。駐車場から若干下り気味に100mくらい歩いたところに山頂があって、これではカロリー消費になりませんが、そこの紅葉と木の実が奇麗で見事でした。
そこから「天の河原」という所までの500mくらいは、しっかり登る山道でした。登った先に河原があるとはどういうこと?と疑問でしたが、行ってみて納得。
四本モミは、天女山から八ヶ岳牧場まで、また自転車で行きます。ダウンヒルでは車とスピードがほとんど一緒でした。
紅葉した木々に囲まれながらも広々とした牧草地が広がる牧場で、ヤギ、ヒツジ、ポニーと戯れてのんびり。シカの群れも見かけました。
牧場の近くの赤い橋の上からは、しっかり秋色の谷の景色を楽しめました。
明日開催されるロードレースのメイン会場となっている清泉寮に立ち寄って、近くのトレールを歩いてさらにカロリー消費をしてから、15時過ぎに清里を出発。
都留まで中央道で行って、道志への道に入り、峠のトンネルを出たところから、16:45に四本モミは自転車でダウンヒル開始。津久井湖で合流する予定でしたが、自転車のライトの電池切れのため、国道との合流地点までとなりました。道志は、車でも自転車でも走って楽しそうな道なので、今度は明るい時に1日かけてゆっくり出直したいです。
一昨年、清水に「ちきゅう」を見に行った時に、フェルケール博物館でアマゾン号にそっくりのA級ディンギーを見かけて以来、こういうヨットに乗ってみたいなあと思っていました。その時は、そのままになっていたのですが、今年、NPさんがやはり同じA級ディンギーを見て、この辺りだと千葉県の稲毛ヨットハーバーで乗れることを見つけてくれました。その後も予定が合わなかったり天気が悪かったりで、なかなか行けなかったのですが、ようやくこの土曜日に乗せてもらえることになりました。
渋滞でちょっとはらはらしましたが、約束の9時ちょうどに稲毛ヨットハーバーに到着。ここは初めてですが、立派な施設があり、既にたくさんのディンギーが海に出たり、艤装してたりで、賑わっています。お目当てのA級ディンギーは、その中でも木造のハルがひときわ美しく目をひきます。
中でもラダーがすごく存在感があって立派。『ひみつの海』で、これだけのものをかついで紅海を歩いて渡って修理に持って行ったのは、結構大変だっただろうと思います。
陸上での艤装が終わり、一度セールを上げてもらうと、まさにアマゾン号。海賊旗も上げたくなりますが、そこは我慢我慢。
今回お世話になる、稲毛でプライベートヨットスクールをされているOさんが、ジョンのように片手櫂でヨットを桟橋まで進めます。
水上で最後の艤装を完了して、最初はNPさんとMinnowさんが出航。風はそよ風程度ですが、ハーバーから海に出る水路を間切って進みます。このA級ディンギーに特徴的なのが、タックの際に操作するガンターロープで、ガフの下端をマストの反対側に入れ替えます。アマゾン号やツバメ号には無いようですが、清水のフェルケール博物館に展示してあったA級ディンギーには付いていて、あれはいったい何だろうとNPさんが疑問に思ったことも、今日のイベントにつながったのでした。
1時間あまりで戻って来たNPさん・Minnowさんと交替で、もものきさんとCOOTが乗艇して出航。風が弱々しいので、港外に出るまではパドルを使いました。海上では、どこかのヨット部が練習をしています。その邪魔をしないように、少しでも風がありそうな海面を目指します。
もものきさんに交替して最初はアビームで走ってタックする練習です。風が弱いので、どちらから吹いて来ているか捉えにくい分難しいです。また交替して、何度かジャイブしながらハーバーに戻りました。
ハーバーの木陰に建てられたタープの下でピクニックランチ。インストラクターのOさんの奥さん手作りのランチを美味しくいただきました。イベント前にOさんから送られて来るとても丁寧なメールでも薄々感じていたのですが、Oさんご一家には、我家と似た血が流れているようで(^^)、これからも面白いイベントが何かできそうな、楽しい予感がしています。
午前中はほとんど凪でしたが、ランチの間にどんどん風が強まって来て、午後はしっかり帆走できそうになって来ました。実は前日に実家のある福岡で叔母が亡くなり、お通夜に参列するために、ハーバーのロッカールームで礼服に着替え、直接羽田に向かうので、私は残念ながらここで時間切れ。きっと午後は船首波切の素敵な音を聞けたことと思います。
10月6〜8日の3連休は、真ん中の日に横浜で用事があったので、珍しくおとなしく家にいて、庭の手入れや家の大掃除なぞしました(させられました)。
それだけじゃつまらないので、いつもお世話になっているヤマネコ号のプロモーション・ビデオを作ってみました。
滝川イベント最終日の朝は、6時に起きて、朝食も支度もさっさとして、我家は、ビール艦長のレンタカーで、もものきさん、真昼のふくろうさんも一緒に、旭山動物園に向かいます。
一足先に道東へと向かったsugachanご夫妻からのメールによると、旭川は豪雨だったようですが、その後は雨も上がり、曇り空で涼しく見学できそうです。1時間ちょっとで開園まもない動物園に到着し、まずはフラミンゴや黒鳥やカモ類のいる巨大なケージの中を歩きました。
次はペンギン館。「空飛ぶペンギン」は、テレビでも何度か紹介されたのを見ていたとは思いますが、想像以上に「おおーっ、これはスゴイ」という感じでした。
旭山動物園と言えば行動展示。行動を引き出す「もぐもぐタイム」の時間割をチェックしながら効率良く回るのが今日の目標です。最初のもぐもぐタイムは、ペンギンで、風格と威厳を感じさせるキングペンギンが、本当に行儀よく並んで、取り合うことも食べ過ぎることもなく、飼育員の手から魚を丸飲みしていくのが印象的です。見学する人間の方が、場所の取り合いとかしちゃいけませんよと、ペンギンに監視されているようでした。
次はアザラシ館。円柱形の水槽を、本当に楽しそうにアザラシが何度も泳ぎ抜けていきます。ここでも見られているのは人間の方みたいです。
ホッキョクグマのもぐもぐタイムは、30分くらい並んで見ました。水中のホッキョクグマは、ほっそりした身体で機敏に動く感じですが、毛のふさふさ感と全身にみなぎるパワーは、陸上と変わりませんでした。
ここで時間をくったので、アザラシのもぐもぐタイムは離れたところからチラ見でパス。
オランウータンのもぐもぐタイムでは、何とハプニング。スタッフが観客への説明に忙しくて、なかなか餌をくれないのにしびれを切らした写真のオランウータンが、マイクのコードにさっと手を伸ばしてちぎってしまいました。説明が出来なくなったので、もぐもぐタイム終了。
12時になって混む前にお昼。私は鹿肉カレーにしました。午後は、残りの動物を順番に見て回りましたが、猛獣館で威嚇し合う豹と雪豹(雪豹の勝ち)、意外と大きな針だらけのヤマアラシ、脱皮したばかりのような蛇などが印象的でした。
最後はワオキツネザルのもぐもぐタイム。担当スタッフのサルへの愛情あふれる説明が面白かったですが、ここでもハプニング。隣りのケージの別の種類のサル同士が派手な追いかけっこを始めて、観客の目と耳はどうしてもそちらに行ってしまいます。隣りのサルをなだめに行って、もっといろいろ説明したいことがあったのに時間がなくなったのが残念そうでした。
14時になり、もう1泊するビール艦長、もものきさん、航海士と分かれて、真昼のふくろうさんとバスで旭川駅まで行き、JRで新千歳空港まで2時間。エアアジアは、荷物を預ける場所がちょっと分かりにくかったです。出発までの時間があまり無くて、夕食は結局またラーメンにしました。今度はちゃんと札幌味噌ラーメン。時間切れで最後まで食べられず、急いで出発ゲートに向かうと、セキュリティゲートの前で搭乗券にスタンプをもらわないと通れないとのことで、また少し戻ったりして大忙し。やっとゲートに着くと、結局到着便が遅れていて、1時間近く遅れての出発となりました。
最後はバタバタしましたが、当初の計画はすべてやり遂げて、とても満足な滝川イベントでした。企画・準備・手配いただいたポラリスさん、レンタカーに乗せていただいたsugachanとビール艦長、一緒に楽しく遊んだ仲間の皆さん、ありがとうございました。
午前中ヨットに乗っている間に、グライダーが頭上を通過するのを見かけました。ポラリスさんが再度スカイミュージアムに電話してみると、今の天候であれば飛べるとのこと。そこで、グライダー組は、sugachanの8人乗りのレンタカーでスカイミュージアムに急ぎました。グライダーに乗らない組は、ポラリスさんの車で、おいしいパンが食べられるお店に向い、2台の車にぎりぎり全員が乗れて良かったです。
大学に入った時、探検部にするか航空部にするか少し迷った上で前者にしたのですが、もし逆だったらグライダーにはたっぷり乗っていたことでしょう。でも結局探検部にしたので、グライダーにはこれまで乗る機会もなく、今回が初体験です。
10分7000円はちょっと高いですが、ヨットと同様に自然の風の力だけで動くところが魅力だし、セスナに上空まで引っ張られた後に曳航索を切り離す時は、きっと機帆走していたヨットのエンジンを切って純粋な帆走に移る時の静けさと気分の良さに似た感じがするのではないかと想像し、とても楽しみ。
ARCからは7名が挑戦することになり、滑走路脇の管制室まで歩いて行きます。スタッフの方は皆とてもフレンドリーで、まずは順番を決めるように言われました。最初に私、最後にケルンさんが飛ぶことになり、図らずも強力晴れ男と晴れ女を前後に配置して皆が飛び終わるまで天候が保つことをねらったようになりました。
さっそくパラシュートを背負い、グライダーの後部座席に乗り込んで、左右の腰と肩の計4本のシートベルトをお腹の前で留めます。目の前に操縦桿もありますが、これは前部座席のパイロットが操作するので触ってはダメとのこと。
計器板には、高度計、速度計、昇降計などが並んでいます。これらのメーターは全て電気を使わずに動いているそうで、とことん自然の力だけで動くのがグライダーらしくて素晴らしいです。
停まっている間は左の主翼の先を地面に付けていましたが、セスナに引っ張られて滑走を始める前に、スタッフの1人がそれを持ち上げて、主翼が水平になるように支え、いよいよ出発です。
曳航索が延びきって滑走を始め、グライダーの方がセスナ機より先に滑走路を離れ、ぐいぐいと引っ張られて高度500mくらいまで上っていきました。今日の天気だと、少し雲の中に入るくらいです。ここで曳航索を離脱。
風だけの世界です。あ〜こんな音がするんだなあ。ヨットの船首波切の音に相当する、グライダーの翼が風を切る音が、とても心地良いです。文字通り、天に舞い上がったような気分(^^)。
ぐるぐると旋回する時は、一方の主翼の先を地面の一ヶ所に固定しているかのように、思ったより小さな半径で回っているような気がしましたが、後で地上から旋回しているグライダーを見上げると、ゆったりと大きく回っていました。乗ると見るとで一番感じが違っていたのは、この旋回半径です。
スカイミュージアムの上空を通過する時は、滑走路脇で手を振ってくれている仲間が見えました。徐々に高度が落ちて来ているし、今日はつかまえられる上昇気流も無いので、もう一回りすると着陸です。
自分が乗っている時には見損ないましたが、主翼の上から出て来る板で揚力を小さくして高度を下げ、草地の上に着陸し、そのまま惰性で滑走して、次に離陸しやすいぴったりの位置に停まりました。お見事!
短い時間でしたが大満足です。何度も飛んで自分でも操縦出来るようになれたら楽しいだろうなあと思いました。
2機のグライダーに順番に乗って、昼食を終えて来た組からもポラリスさんと航海士が追加で飛ぶことになって、合計9名が体験飛行をしました。最後まで天気も保ってくれて本当に良かったです。
皆が飛び終えた15時過ぎになってようやく昼食。夕食がごちそうなので、軽くパンを食べるだけにしておきました。その後、実際に飛ぶグライダーを多数展示してあるミュージアムをじっくり見学し、スタッフの方にもたくさん質問して、グライダーのことをいろいろ学ぶことができ、本当に充実した一日となりました。
コテージに戻り、温泉につかって、夕食はビールを飲みながらのジンギスカン。これがまた最高に美味しかったです。
実は今日はポラリスさんの誕生日。イベント前のケルンさんから呼びかけでケーキをプレゼントすることになり、朝から誰も「おめでとう」の一言も言わずにいたのは、食後のサプライズにするためです。前日お願いしておいた海賊マークもしっかり入れてもらえて、ポラリスさんにも喜んでもらえて、大成功でした。
朝、起きると、しっかり雨が降っています。朝食に昨晩の石狩鍋の残りをいただき、9時になるのを待ってグライダーの体験飛行ができる滝川市航空動態博物館に電話すると、雲底が低くて飛べないとのことです。そこで、午前中は、宿から歩いて行けるB&G海洋センターでヨットやカヤックに乗ることになりました。
大きな艇庫には、いろいろなタイプのカヤックが数たくさん格納されています。ヨットに乗らない組は、宿とB&G海洋センターが面しているラウネ川(石狩川の三日月湖)にさっそく漕ぎ出しました。カヤックで漕ぎ回るにはちょっと物足りない広さかもしれませんが、雨も上がり、風もほどほどで、安心して遊べます。
ヨットは、初心者が帆走を習うにはピッタリの小さなオプティミスト。私もオプティに乗るのは初めてなので、分からないところは聞きながら、ヨット組8名で3艇を艤装しました。
ヨットに1人で乗るのは初めての人が多いので、最初はじっくりと、地上でタックやジャイブのシミュレーション練習がありました。指導員からこれだけじっくりと教えていただける機会はなかなか無いし、とってもARCらしいイベントになってきてワクワクします。
3艇とも水に降ろしていただき、いきなりお手本を見せるようにと言われちゃいました。川を上りながら2回タックして、反転して戻ってきて、ジャイブして浮き桟橋の風下側に着けます。
後は、3艇のオプティに8人が交替しながら乗り込んで、皆が思い思いの練習をしました。浮き桟橋の指導員や、船外機付きゴムボートに乗り込んだ指導員の方から、ティラーを押して、引いて、メンシートを引いて、ゆるめてと、ひっきりなしに指示が飛んで来ます。「引くのはどっちですか〜?」とか「引いて〜じゃなくて押して〜」とか、なかなかにぎやかです。
私もシングルカヤックに乗換えて、オプティの近くに行ってみました。自分1人だけでディンギーの全てを繰るのは初めての人がほとんどなのに、皆ちゃんと間切りながら川を上っていくし、沈も座礁も衝突もなく桟橋まで戻って来て素晴らしいです。
私ももう一度オプティに乗換えて、ずっと立て膝で乗るのはきついので、追い風で戻ってくる時はどっかり腰を下ろして、北海道でのセーリングを満足行くまで楽しみました。
滝川は、自炊出来て大勢がゆったり泊れるコテージがあり(しかも温泉付き)、そのすぐ近くに初心者が安心してヨットに乗れる環境(しかも驚くほど安価)がありで、ARCのイベントには最適のロケーションだなあと思いました。
札幌在住のARC会員ポラリスさんの呼びかけに、遠くは金沢や富山から、総勢13名も北海道に駆けつけて、滝川イベントが行われました。
我が家は随分前の安い頃に予約しておいたエアアジアの便で、成田から新千歳空港へ飛びます。国内では初めて乗るLCCでしたが、ゲートの待合室が屋外にあってビックリしつつも、連休で往復2万円以下の運賃を考えれば十分なサービスでした。
連休のせいか出発便が混んでいて、30分以上遅れて新千歳に到着。空港ビル3階のラーメン横丁で、大汗かきながらホタテバターコーンの塩ラーメンを遅めのお昼にいただきました。注文の時に味噌か正油か塩か選べたのですが、本来の札幌ラーメンは味噌のようで、塩と言うと店員が少しビックリしたような感じだったのは気のせいでしょうか。
予定通りの時間にJALで到着したsugachanのレンタカーに乗せていただいて、天気予報以上に雨がしっかり降っている高速道路を通って滝川へ。翌日がポラリスさんの誕生日なので、サプライズのケーキを注文します。sugachanがネットで調べておいたお店ですが、いろいろチョイスがある中で、一番イギリスらしいのにして、メッセージに海賊印もいれてもらうようにお願いしました。
宿は自炊できる大きなコテージ2棟で快適です。大浴場の温泉につかって、夕食は石狩鍋にホタテやカツオの刺身。おいしかったです。
七夕にヤマネコ号でウミガメ産卵観察に行きましたが、今回は、その卵がかえって子ガメが海に帰って行く様子を観察するために、ヤマネコ号で駿河湾を横断して、御前崎手前の相良港に向かいました。ARCからの参加者、真昼のふくろうさん、もものきさん、Sunriseさん(ヤマネコ号初乗船)、erica航海士、COOTの5名と、溜船長、Amiヨットクラブからカメラマンを兼ねてYさんの合計7名。ほぼARC貸切状態です。
9時半に静浦港を出港し、順風に次々とセールを上げ、横帆を除くフルセールの機帆走です。約7ノットで10時半に大瀬崎を過ぎました。
その後は徐々に風が弱まって12時頃には4ノット以下になってしまったので、推進力になっていないセールは降ろし、ほとんど機走で約7ノット出しながら駿河湾を南西へと横切っていきました。セールはちょっとさびしいけど、海賊旗を上げて景気付けしました。
6時間半の航海の後、16時に相良港に入港しました。さっそく地元の相良高校ヨット部の1年生の皆さんが集まって来ました。前回に引き続き、ヤマネコ号での体験航海です。
ヨット部員が協力してメンスル、フォアスル、フライングジブ(格好いい〜との声あり)、ロワージブを上げて、舵も取り、タックもして、港外を一回りします。
元気の良い女子部員が航海中にマストに登りたがっていましたが、港に戻ってから皆で登って登檣礼。壮観でした。
暗くなる前にウミガメの産卵場所を確認しに行くと、前の晩に孵化した子ガメの足跡(写真右側)があり、期待が高まります。
夕食は豪華な海鮮丼と、一日中好天気で9月とは思えない暑さだったので、生ビールを大ジョッキでくいーっといただきました。
ウミガメの孵化は19〜21時頃とのことで、夕食を終えてすぐ19時半頃に産卵場所に戻りましたが、じきに雨が降り出して、一旦宿に戻り雨支度を整えてから、また観察再開。3カ所の産卵場所を手分けして見張って22時頃までねばりましたが、残念ながらこの晩は砂から這い出て来る子ガメはありませんでした。
地元のAmiヨットクラブのNさんに、前の晩の孵化の様子の写真を見せてもらって、砂の上に残っていた卵の殻も見ましたが、いずれまたリベンジしたいです。
民宿でお風呂に入り、我家は今回はそのまま民宿に泊まりましたが、ヤマネコ号初乗船のSunriseさんはヤマネコ号に戻って船内泊しました。夜はそれほど暑くなくて快適だったそうで良かったです。
翌日曜日、明け方は強い雨が降り、強い北東からの風が吹いていて出航が危ぶまれましたが、ちょっと我慢して駿河湾を横断し、伊豆の西海岸沿いに北上すれば風波も避けられるだろうとのことで、9時少し前に出航。
真向かいの風で機走のみ、3mくらいの波はありましたが、前回の往路のように波しぶきを始終かぶることもなかったので、伊豆半島寄りの遠回りコースではなく、まっすぐ大瀬崎を目指すことにします。
そのうちに風も波もおさまってきて、うつらうつら居眠りするような航海になり、最後まで向かい風でセールは上げられませんでしたが、出航時がウソのような順調なクルーズで、15時過ぎに大瀬崎を通過して内浦湾に戻って来ました。
その頃から遠くに見えていたヨットに段々近づいていくと、何と、いつも乗せていただいているツバメです。ツバメとヤマネコ号のランデブーの後、16時過ぎに静浦に帰港しました。
Schooner Ami(ヤマネコ号の正式名)のFacebookのページにも今回のクルーズの写真がたくさん載っています。
アパートで最後の朝食を食べ、1日券が使える地下鉄と市バスを乗り継いで、プラハ空港ターミナル1に行きました。バスを待つ間、小銭をほぼ使い切るのに、何とビールを買って朝から飲んじゃいました。と言っても果汁入りでアルコール分2%の薄いビールです。
空港に着いてすぐにチェックイン出来て、時間はたっぷりあったので、ターミナル2の方も見にいくと、嬉しいことにスーパーがあります。ここでまたいくつか食料品のお土産の買出しが出来ました。
今日のメインイベントは、チェコ人のランサマイトとの「もう知りあった」です。最近のARC会報のいくつかに、ランサムの物語にちなんだ地図やクイズを寄稿していただいたPetr Kristさんと、旅行前に連絡をとっていたのですが、やはり休暇で奥さんとチェコ国内を旅行中のところ、タボールという街から始発の列車とバスで空港まで来てくださいました。こちらは2人とも白い帽子をかぶっているのを目印として伝えておきましたが、あちらは日の丸とCOOTと書いたカードを用意してくれていて、お互いにすぐにわかりました。
こちらの出発までの1時間くらいの間コーヒーを飲みながら、プレゼントを交換したり、いろいろおしゃべりすることが出来ました。我々よりすこしご年配のとても感じの良いご夫婦で、息子さん、お孫さん達も含め、皆がランサマイトとのことです。チェコ人と日本人が、イギリス人の書いた物語の縁でこうやって知り合えたりするなんて、何か不思議だけど、楽しく嬉しいことでした。
モスクワまでの便はチェコ航空で、行きのアエロフロート便より機内食とか良かったです。
モスクワでの乗換時間が3時間半くらいあるので、その間にこのブログをかいています。後は成田まで帰るだけなので、もうアップしておきます。
今回の旅、前半のベストはフィルストからファウルホルン山頂を経てシーニゲプラッテまでのロングハイクの再現、後半のベストはアパート暮し。美味しかったのは、黒ソーセージ、ザウアークラウトのパンケーキ、Eggenbergの黒ビール。印象的だったのは、アイガーグレッチャー駅からクライネシャイデックまでのハイキング、ミューレンからケーブルカーで登ったブルーメンタールのハイキング、ペトシーン公園の展望台からのプラハの街の景色、チェスキークルムロフの橋から見上げるお城の夜景、テルチのお祭り(特に大砲と熱気球)、Kristご夫妻との「もう知りあった」でした。
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