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2009年12月 6日 (日)

11/28 ヤマネコ号「横帆」処女航海

本来「トップスルスクーナー型」であるヤマネコ号には、これまでずっと横帆のフォアトップスルをあげたことがありませんでした。しばらく前に、横帆を張るためのヤードは取り付けられたのですが、今回は、いよいよ初めて横帆を上げて帆走することとなりました。

Pb285589 まずデッキ上でアッパーヤードにたたんだ横帆をきれいに取り付けます。

Pb285594 フォアマストに帆船「海星」の元クルーの方々が登り、デッキからアッパーヤードリフトを引いて、それを引っ張り上げます。

Pb285596 アッパーヤードをフォアマストにしっかり取り付けて、出港準備OK。ここまで1時間の作業でした。

Pb285607 10時ちょっと前に出港し、メンスル、フォアスル、フライングジブ、ロワージブの4枚を上げました。残りの帆は、フォアトップスルを上げる邪魔になるので、まずはここまでです。

Pb285606_3 海星の元航海士の方が、するするとマストを登って、メンスルのピークハリヤードのよじれを取ってくださいました。少しの不具合も見逃さずに対処するのはさすがです。これからいろいろと教えてもらえそうで楽しみです。

Pb285612 船を風下に向け、しばらくの間、タックもジャイブも必要のないコースにして、フォアトップスルを展開する準備をします。まず、横帆の下の隅をロワーヤードの先に取り付けます。横帆の下辺がロワーヤードよりかなり短かいため、左右のバランスを取って取り付けるのはなかなか大変です。

いよいよ、デッキからアッパーヤードリフトを引いて、横帆を展開します。初めての作業なので、展帆の準備の最初から全て完了するまで、約1時間かかりました。

Pb285636 Pb285641 初めてあがったフォアトップスルが追い風をはらんで、ヤマネコ号のスピードがぐんぐん上がりました。これ以上の帆を張るのは怖いくらいです。

Pb285646 ジャイブして、大瀬崎を過ぎて、陸で風が少しさえぎられる所まで行き、今度はフォアトップスルをたたみます。これは数分の作業でした。

Pb285648 残りのセールを全て上げて、最初はクローズホールドでタックしながら、途中からはお腹が空いたので、機走しながら内浦湾の奥まで戻り、遅い昼食にしました。

Pb285664 Pb285665 もう一度フォアトップスルを上げられるように、食事を大急ぎで済ませた後、風も少し落ちたので、今度は本当に8枚全ての帆を上げて念願のフルセールでのヤマネコ号の帆走をついに実現しました!

ちょっと離れたところから並走して、ヤマネコ号の勇姿を眺めてみたいものです。

Pb285672 存分に帆走を楽しんで、陽が沈んだ後、航海灯をつけて、帰港しました。

横帆1枚なのに、12本もロープが増えて、まだまだ何度も練習しないとスムースに帆を開いたりたたんだりできませんが、やはり、その複雑さに、帆船ならではの面白みがあります。

Gさんはじめ、元海星クルーの皆さん、これからもぜひよろしくお願いいたします!

091128route 今回の航跡はこちらです。(緑が午前、赤が午後)

12/13: 艇速のチャートも追加しました。こちらは、緑がフォアトップスルをあげる前、赤があげた後です。(航跡の緑・赤とは対応していません。)091128speed

11/21-23 ARC総会@ログキャビン

Pb235553 Pb235555 2年に1回のARC総会を、6年前の総会と同じ場所、東京都あきる野市にあるログキャビンで行いました。

Pb235556 ちょうど紅葉がきれいな頃で、青空も広がり、秋ならではのすがすがしい日でした。

Pb235570_3 Pb225524 でも、今年の総会のテーマは「のんびり、まったり」なので、アウトドアでのイベントは特になく、薪ストーブで暖かなログキャビンにこもって、3日間ずっと、いろいろな料理を作っては、飲んだり食べたりです。

Pb215500 Pb215501 今年の初めに自分たちで作った大量の「炭」を持ち込んで、芋煮やバーベキューの料理の熱源としました。作った炭は太いままなので、最初に手頃の大きさに割ってから使います。炭を割るものが何かないかなあと思った時に、立派な斧を持って来ている人がいて、それがちゃんと出てくるのがスゴイかも。

Pb215507 Pb225529 20名以上の参加者の食事なので、1つ1つが大量です。

Pb225532 逆に、量が抑えめだったので、稀少価値のおいしさが加わったのがバーベキューでした。

Pb225547 食べる以外のARCらしいイベントとしては、シーシャンティの合唱や星座観測をしました。カナダ版のシーシャンティは、歌詞が替え歌になっていて面白そう。星座観測では、オリオン大星雲は見えたけど、アンドロメダ大星雲は、あの辺かなあという程度。流れ星も1つ見ました。

Pb235564 Pb235563 それに、今回のテーマの1つ「リテラリーウィークエンド」として、ランサム連句会と、『ツバメの谷』の「ジョン船長、がんばる」の章で、なぜツバメ号はカマス岩にぶつかったのかの謎解きです。…この詳細は、ARC会報『1929』紙上にて、いずれレポートしたいと思います。

2009年11月 3日 (火)

10/31-11/1 涸沼ハロウィーンキャンプ

Pa315321 とっても楽しかった去年の涸沼キャンプが、恒例?の「O'Kashiraキャンプ」として、今年も実現しました。「日本のノーフォーク」茨城県の涸沼の湖畔で、ヨット、カヌー、カヤック乗り放題の、自由気ままなキャンプです。ARCからはNPさん、航海士、COOTが参加しました。

5時起き、540出発、東名経由にしたのが間違いで首都高の渋滞にはまってしまいましたが、9時前に現地近くのスーパーに到着。駐車場で本を読みながら9時半の開店を待って地元の新鮮な野菜やお昼を買い出ししてから10時過ぎに涸沼湖畔のキャンプ場に到着しました。

Pa315323 既にお頭もNPさんも到着していて、湖畔にはヨットが2艇並んでいます。我が家は今回は久しぶりにファミリーキャンプ用の大型テントを建てて、ベックフット号も組み立て、まずはお昼です。

Pa315339 スモーカーを組み立てて、チキンと玉子の薫製を作りながら、お昼は、炭火で焼いたカマス、おにぎり、パンにスープ。使う炭は、今年の初めに自分たちで焼いた炭です。

Pa315326 強い風が吹いているので、ヨットを出すのはためらわれ、まずはヨット部の方のご指導で艤装を教わりました。簡単にする場合はこうだけど、レースの時にはこうする、といういろいろな細かい工夫を教えていただき、とってもためになりました。

Pa315333 そのうちに、風も多少はおさまってきたというか、沈(チン=転覆)覚悟で待ちきれずというか、皆、ヨットやカヤックで湖上に出て行きます。私もまずはベックフット号で出航。

Pa315334 今回のヨットはシーホッパーとレーザーです。あっちこっちで沈しては、起き上がってまた走り出しています。ベックフット号で風と波の様子を感じた後、岸に戻って私もシーホッパーに乗って出ました。

キャンプ場の近くの水面は風がゆるいのですが、ちょっと沖に出すと強い風が吹いています。NPさんのレーザーが風の強い所で沈して、なかなか起き上がれないので、私のシーホッパーにヨット部の方も乗って、救助に向かいます。2人乗って船首が重くなったせいか、ジャブジャブと水がデッキを越えて入って来て、シーホッパーも水船状態です。

私の腕では強い風の中を近寄れないので、ヨット部のEさんに舵を代わり、湖面を漂っていたセーリンググラブを拾って、船尾側から近寄ったレーザーにEさんが乗り移り、NPさんは水中からシーホッパーに乗り込みます。ランサムの物語の「死と栄光」号の海難救助みたいでした。この季節、まだ水温は高いので、しばらく水につかっていても寒くはなかったそうです。

Pa315340 Pa315346 風がおさまった夕方、ベックフット号で湖の上流の涸沼川を目指しました。キャンプ場から河口までが20分弱、オオバンを見かけながら川を遡り、最初の橋をくぐって、左手の狭い支流を行けるところまで行くのに河口から25分。

Pa315347 Pa315349 川岸で船の手入れをしているおじさんから「釣り?」と聞かれましたが「ただ漕いでるだけです」としか答えようがありませんでした(笑)。

Pa315356 Pa315365 もう暗くなる頃にキャンプ場に漕ぎ戻ると、遠くからでもハロウィーンのカボチャのランタンのJackがオレンジ色に良く光って見えました。

Pa315357 Pa315368 Jackに見守られながら、チキンのスモーク、チキンライス、サラダ、差し入れの焼き鳥、干物の炭火焼、焼肉、パンプキンパイ、ビール、ワイン、NPさん差し入れのチーズ&クラッカー、オリーブ、・・・と豪華な晩餐となりました。

ハロウィーンの変装をした子供達がやって来たのでお菓子を振る舞い、お頭のラテン音楽のパーカッション用の様々な楽器が出て来て、皆で演奏をしようとしますが、誰1人才能が無いことが直に明らかになり(^^;・・・

Pa315373 Pa315376 とどめは体長80cm以上のスズキ。他のキャンパーが釣り上げたのを子供達がもらって、航海士がさばいて、大きな切り身が24切れ分も取れました。さすがにこれは食べきれないので、翌朝用です。

まだまだ盛りだくさんのキャンプは続きます・・・

Pa315377 Pa315379 真っ暗な中、Jackをカナディアンカヌーの舳先に付けて、湖上に漕ぎ出して、ハロウィーンらしい不気味な夜間航海を演出します。

Pa315385 湖面に不気味に漂うオレンジの笑顔がシュールでした。

Pb015388Pb015389_2 翌朝、冷込みも無く良い天気です。昨晩のスズキをスキレットに並べて炭火で焼いて、豚汁にご飯も炊いて、差し入れのサラダもいただいての朝食。ベテランのキャンパーぞろいで、食事は各グループで用意することになっているので、お互いに交換する料理がどれもおいしくて、毎食毎食、充実してお腹いっぱいになります。

午前中、カヤックに少し乗って、レーザーに乗ろうと思ったら風がまた強くなってきたのでこれは来年のお楽しみにして、我が家はお昼前にキャンプを撤収しました。

Pb015397 Pb015398 昨晩の差し入れの干物がおいしかったので、大洗にあるそのお店に寄って、海鮮市場でハマグリ、ホタテ、エビの浜焼きや鯛だしのラーメンをお昼に食べて、帰りは渋滞もなく17時前に帰宅しました。

またまた充実した楽しいキャンプとなり、お頭、海の大学、TKO、支援隊の皆さん、ありがとうございました!

2009年11月 2日 (月)

10/25 ヤマネコ号ヨットレース観戦

Pa255261 毎月第4日曜日に内浦湾で行われているヨット(クルーザー)のレースをヤマネコ号から見学しました。ARCからの参加者は、サグレスさん、Titmouseさん、真昼のふくろうさん、とーこさん、航海士、COOTの6人です。

Pa255262 5時起きで沼津港の丸天で朝食をたっぷり食べて、9時に静浦漁港に着くと、既に大勢ヤマネコ号に乗船して、出港準備中でした。ヤマネコ号には、新たに横帆のフォアトプスルを取付けるためのヤードが2本取付けられています。船尾のダビットには、小帆船が吊るされています。どちらも今回は使わないけど、今後のヤマネコ号イベントで大活躍しそうで楽しみ、楽しみ。

Pa255263 定刻9時半に出航。ヨットレースがスタートする10時半までの間、続々と集まって来るクルーザーの邪魔をしないように、内浦湾の奥の方で何度もタックを繰り返します。

Pa255267 スタートラインは、大久保の鼻と淡島の灯台との見通し線です。その東側にそろったクルーザーは、スタート前にジブを降ろして、スピンネーカーを上げ、一斉に風下に向かってレースをスタートしました。ヤマネコ号もレース艇を追って風下に進路を向けます。

Pa255268 色とりどりのスピンがきれいです。ランサマイトの知り合いが乗っている艇のスピンの色をあらかじめ聞いておいたのですが、双眼鏡で見ると、なかなか良い位置に付けているようです。頑張れ〜!

Pa255269 一息ついたところで、ヤマネコ号のデッキでは、シャンパンで乾杯します。レース艇は、スピンを降ろして風下マークを回り、沼津港の方に向かっているようです。もう遠くて、応援している艇もどれだか分からなくなってしまいました。

Pa255273 ヤマネコ号はレース艇を追いかけるのは止めて、進路を反転し、クローズホールドで風上に戻ります。5回タックして、以前スカンジナビア号が係留されていた入り江まで戻り、浮き桟橋に係留して、山源でお昼にしました。

Pa255274 Pa255278 食後、出航前にフォアマストに登って、ヤードのフットラインに乗ってみたり、ヤードをそばからじっくり眺めたりしました。ここに横帆を張るのが楽しみです。

Pa255284 午前中は上げなかったアッパーステイスルを午後は上げて、7枚帆で帆走しました。今回は十数名乗っているので、各帆に2人ずつ付いて、一斉にタックしてみました。その様子を動画に撮ってみましたが、ジブシートを張り替えている様子とかが写っていなくてよく分からないですね(^^;。

20091025route 今回のヨットレースに参加したある艇の航跡が青、ヤマネコ号の午前の航跡が緑、午後が赤です。ヨットレースのフィニッシュラインは、多比漁港の白灯台と対岸の赤灯台との見通し線でした。

2009年10月14日 (水)

10/11PM ツバメ合宿:雲の美しさ

Pa115176_2 雲見海賊料理まつりでお腹いっぱいになった後、安良里に戻り、ツバメを海に出しました。しばらく機走で風が吹いているところまで沖に出てからセールを上げて帆走開始。だんだん良い風になってきて、ヒールしながら快走しました。

夏の間はめったに見えない富士山も姿を現し、今日は空気が澄んでいて、駿河湾の対岸も良く見えます。

Pa115201 Pa115208 存分に帆走した後、安良里に帰港する前に、黄金崎のすぐ近くまで行って、夕陽に照らされた黄金の崖を眺めました。

Pa115193 Pa115217 でも、何と言っても、今回のツバメ合宿で最も美しかったのは、空です。

Pa115224_2 Pa115225_2 空いっぱいに、秋らしい雲が、いろいろな模様を描いていて、それが何とも素晴らしくて、ずっと見ていても飽きることがありませんでした。

Pa115229 Pa115231 印象に残るサンセットクルーズの後、安良里に戻りました。

091011route 091011speed 今回の航跡とスピードの記録です。

2009年10月12日 (月)

10/11AM 海賊料理まつり@雲見

Pa115170 西伊豆の小さな漁村“雲見(くもみ)”で「海賊料理まつり」なるものがあるとO船長から聞き、ツバメ合宿のついでにのぞいて見ることにしました。松崎町役場のホームページの案内によれば:

眼前に富士山を臨む風光明媚な雲見海岸で毎年10月の第2日曜日に開催される「雲見温泉海賊料理まつり」は、戦国時代に雲見が北条氏に船や鯨を献上したという故事にちなみ、鯨に見立てた120kgもあるカジキマグロの献上儀式が行われます。献上されたカジキマグロはお客様の前で豪快に解体され、刺身として振る舞われるほか、イセエビの味噌汁や海岸に設置されたドラム缶製のコンロで焼く海鮮バーベキューなどが楽しめます。

とのこと。伊勢エビ! 海鮮バーベキュー!(マグロは大好物ってわけではないけど)これはとっても魅力的です。

Pa115128 Pa115125 土曜の日中は土人仕事があったので、夕方になって出発し、沼津の丸天で夕食を食べて、安良里に22時前に着いてツバメ船内泊。素晴らしい天気に恵まれた日曜の朝、ツバメ船上で朝食を食べた後、車で雲見まで行って8時半に到着しました。

Pa115132 9時からお祭りが始まりますが、既に長い行列が出来ています。

Pa115141 でも、刺身も味噌汁も、たっぷり用意されているようで、これならちゃんとありつけそうです。

Pa115152 木曜日の台風に備えて避難していた漁船がお祭りまでに戻って来れなくて、漁船の洋上パレードは中止になってしまいましたが、Pa115142クジラを捕まえた船が突堤の先端に着いたつもりで、たいまつをかかげた海賊に導かれた大きなカジキマグロが運ばれて来てお祭りが始まりました。

Pa115164 Pa115166 並んでいる間にタイの塩焼きをいただき、マグロとイカの刺身、伊勢エビの味噌汁、イカ・サンマ・カツオなどなどの炭火焼、またおかわり、と午前中からお腹いっぱいになってしまいました。

Pa115167 今年で三十数回目という伝統行事らしく、用意された食べ物の量もピッタリだし、運営もスムースで、とっても楽しめて大満足です。太っ腹の大盤振る舞いをしてくださった雲見の皆さん、ありがとうございました!

2009年9月26日 (土)

9/22PM ヤマネコ号:妻良→松崎、カヤックで堂ヶ島探検

P9225012 T船長のご家族を乗せたトリマランも戻って来て、一緒にヤマネコ号船上でピクニック風に、航海士が焼いて来たブランデーケーキや海星メンバーの奥さんが買って来てくださったおにぎりでお昼にしました。

20090922meramatsuzakiroute 1点鐘(12時半)過ぎに錨を上げて、トプスルを除く5枚の帆で追い風を受けながら松崎を目指します。妻良から乗船した、海星メンバーのお子さん達も交替で舵を取りました。

20090922meramatsuzakispeed 最初はフォアスルだけジャイブして観音開きで走り、途中で他のセールもジャイブして、松崎を目指します。眠たくなりそうなのんびりした帆走で、15時前に松崎に入港。

P9225041 さて、いよいよ、今回とても楽しみにしていた、カヤックによる堂ヶ島の海蝕洞窟「天窓洞」の探検です。堂ヶ島に近い仁科港まで車で移動して、我が家はベックフット号を組み立てて、ヤマネコ号クルーのお一人はマイシーカヤックで、他の仲間はカヤックをレンタルして、全部で9艇の艦隊を組み、17時に出航しました。

P9225057 この時間になると、堂ヶ島の遊覧船も営業を終えているので、狭い天窓洞の中で危ない思いをすることなく、カヤックで思う存分探検できるわけです。早々に2つの穴が開いた岩をくぐり抜けて、探検気分が高まります。

P9225064 崖の上にある露天風呂のそばから観光客が見おろす下を、きれいな地層を眺めながらパドリングして進みます。

P9225066 岩と岩の間の水路を抜けて、堂ヶ島のビーチのある湾に進入します。

P9225071 岩の間の狭い隙間を、どこにも触れることなくカヤックで通り抜けるゲームをします。ベックフット号は、見事にノータッチで通過しました(^^)。

P9225082_2 いよいよ天窓洞の入り口に近づき、進入開始。

P9225083 中は暗いけど、まだ真っ暗ではないので、進路も分かるし、安心して漕ぐことができます。

P9225085 奥まで行くと、天井にぽっかりと窓のように大きな穴が開いていて、そこから空が見えます。だから「天窓洞」。曇っているのが残念ですが、陽が差し込んで水の中を照らせば、きっともっと美しく、ナポリの青の洞窟のように見えるのかもしれません。

P9225088 入り口の方を振り返るとこんな感じです。天窓の下から、枝分かれしている水路の先を探検して一旦外に出てまた戻ります。

P9225095 そして、また違う穴から外に出ました。カヤックで探検するには絶好の場所で、言う事なし!

P9225099 外に出ると、空の暗さがぐっと増していました。

P9225102 皆もカヤックにもう慣れて来て、波があってちょっと恐ろしげな岩の隙間も、誰1人リタイヤすることなく通り抜けました。

その後、真っ暗になった天窓洞に再度入って、今度はパドリングするたびに海が夜光虫で光る幻想的な光景を楽しみ、堂ヶ島探検を満喫した後、最後はヘッドランプを点けながら仁科港に18:40に戻りました。

20090922dougashimaroute カヤックによる堂ヶ島探検の航跡です。

9/22AM 妻良でスノーケリング

P9224994 南伊豆の妻良(めら)の民宿に泊まり、翌朝ヤマネコ号に泊った海星メンバーもまた民宿に集まって一緒に朝食をいただきました。

P9224999 港に戻ると、ヤマネコ号の隣に停泊していたトリマランが出港準備中です。T船長のお知り合いで、私も乗船していろいろ見学させていただきました。トランポリンの部分に寝転がると、柔らかすぎず固すぎず、最高の寝心地です。

P9225001 そのトリマランは、ちょっと石廊崎まで行って来ると言って、T船長のご家族の方を乗せて出て行きました。

P9225004_2 ヤマネコ号ももやいを解いて、港の外に出て、スノーケリングをするのに良い錨泊地を探します。

P9225006 定置網を避けて岸にゆっくり近づいていたら、ブイを付けたまま水中に沈んで延びているロープがあって、ヒヤッとしましたが、水が澄んでいるせいで思ったよりも深いところにあったようで、引っ掛けることなく上を通り過ぎました。こういう時にエンジンを慌てて全速後進にしたりすると、かえってロープを巻き込むことがあるそうです。

P9225011 錨を降ろして、朝は肌寒かった気温もいつの間にか上がっていて、晴れて来て、海も穏やかで、絶好のスノーケリング日和です。

P9225025 船の回りはあまり魚がいなそうでしたが、岸の近くまで泳いでいくと、コバルト色のきれいな小魚はあちこちにいるし、メジナの群れにも出会い、数十cmもあるボラの群れが水面近くの目の前に突然現れたりして、大いに楽しみました。

P9225022 さらに岩場を回り込むと、トンネルのようになった洞窟があり、泳いでそこを抜けて反対側に出ると、先ほど見かけたシーカヤックもいました。

P9225026 岩場に広がっている黄色のソフトコーラルもきれいです。去年の春に水中でも使えるデジカメを買って以来、初めて水中写真を撮ってみましたが、思ったよりもちゃんと写っていました。

9/21PM ヤマネコ号:松崎→妻良

P9214977 午後からは、ヤマネコ号で1泊2日のクルーズです。朝、沼津を出たヤマネコ号は、松崎にお昼頃に到着予定とのことでしたが、少し遅れて、14時頃入港して来ました。

P9214979_2 今回は帆船「海星」によく乗っていた方々が6名乗船されていて、いろいろと帆船の話が聞けそうで楽しみです。皆がお昼を食べに行っている間、ヤマネコ号で留守番しながら、各ロープの位置をおさらいします。

P9214982_2 15時ちょうどに総勢13名で出港。私はT船長からヘルムス(舵を握る人)をおおせつかり、他のクルーでアッパーステイスルを除く6枚の帆を次々と上げます。

P9214980_2 目指す妻良(めら)は松崎の南、風ももろに向かい風なので、エンジンをデッドスローでかけたまま、クローズホールドで一旦沖に向かいます。

P9214983 景色の良い海岸からあまり離れるのもつまらないので、出港後1時間弱でタック(転回)。また岸に向かって戻りますが、いつまでも松崎から遠ざかった感じがしません。

P9214984 風もあまり強くないし、4ノット前後の速度で間切ながら妻良に向かうのではあまりに時間がかかり過ぎるので、タック後30分弱で、帆走を諦めて、まっすぐ南を目指して機走することにします。雲間から差し込む夕陽に染まった「赤壁」がきれいです。舵も交替しました。

P9214988 素晴らしい景観が続く西伊豆のこの辺りは、ツバメでトローリングしながら帆走している時によく魚がかかる場所でもあります。ヤマネコ号からもいつもの仕掛けのトローリングを流して走ってみましたが、今回は残念ながら魚はかかりませんでした。

P9214986 陽が沈み、半袖1枚じゃちょっと肌寒くなってきました。航海灯を点けて、妻良に入港し、17:40に接岸しました。

P9214992 民宿に移動して、小さなお風呂に交替で順番に入り、ビールと夕食のご馳走をいただきながら、海星メンバーの方々の楽しいお話でその晩を過ごしました。

20090921matsuzakimeraroute 松崎→妻良のヤマネコ号の航跡です。クルージングの場合は目的地に着かないとどうしようもないので、風上に目的地がある場合は、帆走だけで行くのは難しいものです。

20090921matsuzakimeraspeed_2 こちらは速度の記録です。一瞬最高速度が出ているのは、海星メンバーからの質問に応えて、T船長がエンジン全開だとどれくらいのスピードが出るか、やって見せてくださったもので、8ノットくらい出ていました。

2009年9月21日 (月)

9/21AM 松崎再発見

P9204946 松崎に泊るたびに、早朝の漁船からの水揚げを楽しみにしているのですが、港の外に設置してある定置網に捕えられた魚たちを漁船に上げるところから見てみたいものだと思っていました。昨日雲見までドライブした際に、定置網を見おろせるポイントを見つけたので、早起きして6時前からそこで待機。

P9214955 ところが残念なことに、後で聞いたのですが、今日明日は漁はお休みとのことで、漁船は現れないまま。日が昇った後、宿に戻って、朝食にイワシの残りをムニエルやつみれ汁にしていただきました。

お気に入りの自炊ができる宿は、来年の春まで人に貸すことになったそうで、しばらく使えなくなるのは残念ですが、また来年のヨットシーズンになればお世話になることと思います。

P9214958_2 P9214963 チェックアウトして、波勝崎の野生の猿でも見に行こうかと車を出したら、よく前を通る松崎の神社(長八記念館の向いの伊那下神社)の一角に、面白い木彫りの像が並んでいるのが目に留まりました。ウサギ、猿、カッパ…、いろいろな像が、それぞれ元の木材の形や特徴を活かしながら、多少荒っぽく彫られていて、実に楽しいです。

P9214966 もっと面白かったのがこれ。柄杓ですくった水が流れて、瓶の中にしたたる音を、そこにつながる竹の筒の先っぽに耳を付けて聴くと、ちょっと金属的でにぎやかで楽しげな音が響いてくるのです。よく工夫してあって、この神社のクリエイティブな神主さん、素敵です。

木彫り像を眺めながら境内の奥の方に歩いて行くと、像がぽつんぽつんと立ててある山道が続いていて、展望台まで650mとのことなので、私だけ登ってみることにしました。急坂で、所々で草をかきわけ蜘蛛の巣にからまりながら、汗をかきかき20分ほど登ると、何と車でも来れる広場に出て、そこに展望塔が建っています。

P9214974 P9214973 登ったかいのある素晴らしい景色で、松崎の街が一望できる上に、その先の堂ヶ島までよく見えます。

結局、波勝崎の猿はまたの機会にして、大好きな松崎の街を再発見しながら午前中を過ごし、魚ばかりの食事を続けた反動で食べたくなったラーメンをお昼にいただきました。

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