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2007年8月30日 (木)

8/25 ツバメ合宿1日目: 安良里→清水

4時45分起床、5時15分出発、借りている畑でトマトや青ジソを収穫して、ETC早朝割引を利用するために6時前に東名に乗って、7時に沼津港に着きました。

紀伊クルーズの間、ヤマネコ号の船長と乗組員は、おいしい魚料理を食べてもイマイチ満足していないようで、最後には、やっぱり沼津の方が安くて美味しい魚が食べられるとの結論に至っていました。例えばどの店の何々がおいしいとか、何とかも一度は食べなきゃとか、さんざん聞かされたので、それではと、早速ツバメ合宿の前に寄ってみることにしたのです。

Pict0427特に「宝石丼」というのがおいしいと聞いたのが印象に残っていたので、まずはそこを目指して行きました。土曜日は沼津港の魚市場が休みなので、この店も定休日との情報もあったのですが、嬉しいことに開いていました。

Pict0425お客さんが2人いて、その1人も宝石丼を頼んだようです。我家も宝石丼2つを注文。その後にやって来た家族連れの1人は、シラス丼を頼んだら、「釜あげですか? 生ですか?」と聞かれていました。生シラス丼というのもおいしそうです。壁にはそれ以外にも、何十ものメニューが並んでいて、魚介類だけではなく、うどん、そば、らーめん、カレーライス、カツ丼などの類もあります。

Pict0426宝石丼が出てきました。隣の家族連れが、「わーっ、おいしそう。それは何ですか?」と店員に聞いています。「この店に何度も来ている人によると、これがお勧めだそうです。」と、ちょっと自慢げに教えてさしあげました(^^;。

何と、数えてみたら10種類もの魚介類の刺身が乗っています。いやー、豪華、豪華。機会があれば、ぜひお試しください。

Pict0434満足して、次は静浦漁港に寄って、ヤマネコ号が係留してあるところまで行ってみました。まだ朝早くて誰もいなかったですが、花火大会を見るための夜間航海に備えて、メインマストの先にある航海灯が修理されているのを確認しました。

時間はまだたっぷりあるので、ずっと海岸沿いに大瀬崎、戸田、土肥を通ってドライブしましたが、それでも10時に安良里に到着。集合時刻は11時にしておいたので、安良里でものんびりしていました。

Pict0438_2今回のツバメ合宿は、ARC新会員で地元在住のYさん、O船長、航海士、私の4人です。2人乗りのテンダー2艇(たぬき丸、きつね号)に分乗して、たぬきがきつねを引っ張りながらツバメに渡りました。

昼食を食べてから出港。今日は、進路は北西、風は南西で、最も速度が出る横風を受けての快適な帆走です。

Pict0440さっそくトローリングをセットして、後はひたすらのんびりとセーリングです。東海大学の練習船「望星丸」とすれ違う時に、大きく迂回してくださいました。汽船は帆船に進路を譲ることになってはいますが、実際はあまり無いことなので、ちょっと感激。

Pict0441清水港に近づいた頃に、トローリングに魚がかかりました。初めて釣り上げるソウダガツオです。おいしそう! 加えて、小さなワカシという魚も1匹かかっていました。

Pict0451出港後4時間で清水に到着。カツオのたたきが加わった夕食を浮き桟橋の上で、おいしくいただきました。

うーむ、食べる話ばっかりで失礼しました(^^;。

8/18 南紀7日目: 移動日(英虞湾→南紀白浜→帰宅)

Pict0410桟橋での野宿で気持ちの良い朝を迎えました。ヤマネコ号宿泊組の船長、Mさん、航海士、私で、コックピットに座っていろいろなお話をしていると、民宿組が迎えに来て、朝食は皆で宿でいただきました。

Pict0407我々はここで下船です。もう一日乗れば、伊良子岬まで行けて、そうすると名古屋港・四日市港に出入りする大型船の本線航路を船の間を縫うようにして横切るという経験が出来たのですが、車を残してきた南紀白浜に戻らなくてはならないので、残念ながらここまでです。

でも、ヤマネコ号としては今までで最も遠くまで出かけたこの航海に参加できて満足です。Amiヨットクラブの乗組員の皆さんもとても気持ちの良い方ばかりで、次にヤマネコ号で帆走する機会には、ぜひいろいろと教えていただきたいです。

Pict04137時半のバスでまずは近鉄の鵜方駅に向かい、間違って1つ手前のバス停で降りてしまったので、暑い中を少し歩いて、まずは近鉄特急で松阪へ。今日は、久々に列車での長旅で、それはそれで楽しみです。

Pict0417Pict0414松阪では12分の乗換時間しかなかったので、大急ぎで、切符を買ってJR紀勢線の特急ワイドビュー南紀1号で、また勝浦に戻ります。空席たくさんの自由席でのんびりくつろぎながら、海岸沿いの車窓を楽しみます。

Pict0421_3Pict0419数分遅れの特急を待ち合わせて、勝浦から白浜へは2両編成ワンマン運転の各駅停車です。勝浦で時間が無かったので、駅弁を買い損ねて、車内販売も途中で買えるところもなかったので、お腹を空かせたまま14時過ぎに白浜に到着。6時間もの列車の旅が終わりました。

Pict0424車を残してきた所に行くバスがちょうどすぐにありました。ラッキー。車も無事で、また「とれとれ市場」に行って、15時頃になってようやく昼食にありつけました。

そこからは、ただひたすら車で家に向かって帰るのみです。阪和道で1時間くらい渋滞、名阪国道は順調、東名阪道→伊勢湾岸道でまた少し渋滞した後、東名は順調。朝7時半からひたすら移動し続けて夜中の1時前に帰宅。バタンキューでした。

いやー、酷暑の中、なかなかハードでしたが、和歌山の山→川→海を満喫した充実した旅となりました。

2007年8月29日 (水)

8/17 南紀6日目: ヤマネコ号で那智勝浦→英虞湾

Pict0364ヤマネコ号の船首のバース(寝棚)で一晩を過ごしました。この熱帯夜の寝苦しさは、まさにカニ島の停泊地です。5時には起きて、あたりを散歩していると、日も昇ってきました。

実は、昨晩、「南米ペルーの地震の影響で、夜中に津波注意報が発令される可能性があります。十分にご注意ください。」との放送が、何度か港に流れていたのです。その後、実際に注意報が発令されて、朝起きた時には、まだ津波は紀伊半島には到達していなかったのですが、観測された所では波高10cmとかで、大丈夫そうでした。

Pict0365Pict0369那智勝浦の漁港の早朝は、マグロの水揚げと競りで始まります。朝食も、そのすぐ隣でやっている食堂で、朝からマグロ丼をいただきました。

Pict0378ここで下船するOさんに見送られて7:20に出港。島々の間を抜けて、半島を回り、三重県の五ヶ所湾まで一直線の針路をとります。いつまでも、昨日入った展望露天風呂があるホテル浦島が見えていました。

Pict0383お昼は、朝食を食べた魚市場のお店で買占めしたおにぎりのバイキング(?)です。写真のおにぎりの下には海図が写っていますが、舵輪のすぐ後ろに置いてあるライフラフト(膨張式救命イカダ)の上がチャートテーブルになっています。今日はここに伊勢の海図が広げてあります。この辺りは、リアス式海岸になっているので、島や浅瀬や岩礁が複雑に広がっていて目が回りそうです。

Pict0388今日の目的地は、五ヶ所湾に入ってすぐ右側にある宿浦という所です。海図には、そこに進入するための進路と目印が既に航海士のHさんによって記入されています。その通りに進入して行くと、海図にはない防波堤の切れ目があって、そこからまっすぐ港に入る方が簡単そうですが、そうせずに計画通りのルートで入っていきます。実際には、定置網があったり何かのブイがあったりで、それらも避けながら進みます。

Pict0391宿浦の港に入ってみると、岸にはなーんにもありません。お風呂に入れそうな所も食事が出来そうな所も近くにあるようには見えません。T船長が、ここじゃしょうがないねと言って、先ほどの海図には無かった切れ目から港を出て、隣の英虞湾に向かうことになりました。

えーっ、それはスゴイ! 海図上の英虞湾は、実に複雑で、浅瀬や岩礁だらけで、とっても慎重に進まないとすぐに座礁しそうに見えます。私としては、ハラハラドキドキの興奮する航海が始まりました。

Pict0393遠くから目印となる灯台やブイを双眼鏡で探し、ブイからブイへとたどりながら、安全な進路をはずさないようにして、浜島という所に入って行きました。ヤマネコ号をつけられそうな桟橋か岸壁を探しますが、なかなか良さそうな所が見つかりません。取り合えず、漁港の浮き桟橋に着けることにしました。

木製の浮き桟橋なのであまり丈夫そうではないし、もやい綱も手近なロープに結び付けているだけなので、そのロープが切れたりすれば、ヤマネコ号は流されてしまいます。船長は漁協に交渉に行っていて、なかなか戻ってこないので、他のクルーも1人2人と桟橋に降りて、ふと気づくと、ヤマネコ号に残っているのは私と女性と足の怪我からのリハビリ中で杖をついているMさんだけです。ここで流されたら私はどうやってヤマネコ号を繰るべきだろうかと頭の中でシミュレーションしている間に、船長が戻って来ました。

Pict0396漁協前の桟橋を離れて、さらに狭い入り江の奥に向かうと、生簀と浮き桟橋があり、そこにヤマネコ号を着けました。民宿のプライベートな桟橋のようで、その宿に3人が泊まり、お風呂と朝食は全員でお世話になることになりました。

Pict0401Pict0403まずはお風呂に入り、夕食は、近所の海鮮料理の「ヨット」という名前のお店で、刺身と焼き貝とマグロ茶漬けをいただきました。焼き貝はそう食べる機会もないので、とても美味しかったです。

Pict0399昨晩は船室で暑くて寝苦しかったので、私は、浮き桟橋に毛布を敷いて星を見ながら野宿することにしました。天の川もしっかり見えるし、流れ星も見ました。カシオペアと北斗七星の両方も見えます。寝る時には天頂に白鳥座がありましたが、夜中に目が覚めた時には冬の星座のオリオン座まで出ていました。一晩中気持ちの良い風が吹いていて、毛布をかけてちょうど良いくらいでした。

2007年8月28日 (火)

8/16 南紀5日目: ヤマネコ号で南紀白浜→那智勝浦

Pict0286今朝は遅めの早起きで5時半起床。部屋で朝食を済ませてから、車で10分程のところの港へ行きました。車は港の無料駐車場に残したまま、私たちが来るのを待っていてくださった漁船に乗って、港の対岸に係留してあるヤマネコ号に行くと、思ったより大勢の方が乗り組んでおられるようです。いよいよ我々もヤマネコ号の航海に参加です。

Pict0288あいさつと紹介は後回しで、乗船してすぐ、予定通りの7時に出港しました。港を出るまでは、先ほどの漁船が水先案内をしてくださっているようで、ヤマネコ号は、そのすぐ後ろを追いかけます。後で聞くと、この港は複雑な浅瀬があり実に難しいところで、水先案内無しでは大変とのことです。しかもお店で食事をするならばということで、停泊料も水先案内も渡しも全てタダにしていただいたとのこと。紀州の漁師の人情の良さにはこの後も度々感動させられることになるのでした。

港を出て落ち着いたところで、T船長からヤマネコ号に乗り組んでおられるAmiヨットクラブの皆さんをご紹介いただきました。Hご夫妻、Oさん、Nさん、T船長ご一家、それに航海士と私を合わせて総勢9人です。そして、「とても残念なお知らせがあります。」何と、紀伊クルーズ出発直前の試験航海時に、バウスプリットと両マストの先端を折るという不幸な事故があり、応急修理はしてあるものの、今回は帆走は出来ないとのことです。とても残念ですが、また次にヤマネコ号に乗る時の楽しみが増えました。

早速、舵輪を握らせてもらい海岸沿いに潮岬に向かいます。ヤマネコ号では、1時間おきに冷たい飲み物の配給があり、日陰のない炎天下ですが、とてもリフレッシュされます。

Pict0295潮岬の手前で、スカンジナビア号(ステラポラリス)の沈没地点に立ち寄ります。緯度経度で与えられた海上の一点に、GPSを頼りに近付くように舵を取るのは面白かったです。

Pict0294_3ここだという地点で、船長が鐘を鳴らし、皆で花を投下しました。スカンジナビア号は、ヤマネコ号の母港でもある沼津の近くに長い間係留されていて、船長も個人的なつながりがあった美しい客船なのですが、改修のため上海に向かって曳航されている途中で、この地点で浸水のため沈没してしまったのです。

Pict0311本州最南端となる潮岬は、海流がぶつかり、いつも三角波が立って荒れているそうですが、今日は驚くほど穏やかとのことでした。ヤマネコ号も来る時はかなり波にもまれたそうですが、今回は瀬の広がりもあまりなくて、大したことなく通過してしまいました。ちょっと残念かも。

Pict0324Pict0332その後、本土と大島の間の橋をくぐり、串本港を過ぎ、橋杭岩を海から眺めるあたりは、とても景色に変化があって印象的でした。橋は、船で下をくぐりながら見上げる構図が、一番美しいと思います。

Pict0346今日の目的地、那智勝浦港への入港も素敵でした。港外には、海食洞もある小島が散在して美しい景色で、その中を縫うように船を進めるのです。

Pict0351岸壁に係留して、日陰を作るためにテントを張って、しばし休息。ちょっとした日陰が何と気持ちの良いことでしょう。ここから乗船するMさんも合流しました。

無料の送迎船でホテル浦島に渡り、6つもあるお風呂の中で、夕食前と後と2回に分けてですが4つに入りました。山の上にある展望露天風呂からは、両側に海が見えて良い景色でした。海食洞の中に作ったお風呂もあって、面白いです。

夕食は、入港時に船長が漁師の人に聞いたお店に、かなり歩いて行ってみると、何と、満席で追い返されている人もいるのに、私たちの席が2階の部屋に用意されていました。予約したわけでもその店に行くと言ったわけでもないのに、漁師の方が、お店に連絡してくださっていたようです。人数も知らないはずなのになぜかピッタリです。うーむ、紀州の漁師は本当にスゴイです。

Pict0356Pict0357Pict0358炎天下で丸一日過ごした後の生ビールは最高でした! ここでの料理の中では、マグロのステーキが抜群においしかったです。

夜は、船長とMさんと我家2人はヤマネコ号に泊まり、他の方は港に面したビジネスホテルに宿泊です。熱帯夜で暑苦しくてなかなか熟睡できない一晩でした。

2007年8月23日 (木)

8/15 南紀4日目: ベックフット号で日置川下り

南紀の旅の前半は観光旅行、後半の今日からはアウトドア全開です。

南紀白浜の宿から日置川(ひきがわ)をカヤックで川下りする出発点までは、昨日のキャンプ場からより余計に時間がかかるので、今朝は3時45分に起床です。4時にホテルをそっと抜け出して、まだ真っ暗なうちに出発点の市鹿野橋に着いたので、まずは車内で朝食を食べ、ようやく少し明るくなってからカヤック等の荷物を降ろしました。

Pict0249航海士はカヤックと一緒に残り、私は車を川下りの終点となる田の井橋へ置きに行きます。ここはJR紀勢線の日置川鉄橋の1つ上流側の橋ですが、ここなら河原に車で降りられるのでカヤックの回収が楽に出来るし、日中は川遊びをする人たちで賑わうので車上荒らしの危険も少ないことを、一昨日に偵察した時に確認済みです。

Pict0250出発点に戻るバスがちょっと遅れてやって来ました。遠くからも近くからも手を振って合図したのに、スピードも落とさずに通り過ぎようとします。日に3本しかないバスで次は14時頃。それでは遅過ぎるからこんなに早起きして無理しているのに、このバスに乗れなかったら洒落になりません。ビックリ大慌てでバスを追いかけようとしたら、10mくらい通り過ぎて停まってくれました。今度はドアが開きません。運転手が運転席からドアのところまで来て、何かガチャガチャやって、ようやく開きました。「いやー、すみませんねえ、ちょっとアレを修理していたんで気がつきませんで。」・・・何か他にも壊れているところがあるようです。

こんなに朝早くにこんなに田舎道で、乗客はいるのだろうかと思っていたとおり、最初から最後まで私1人でした。まさかお客がいるとは思わなくてさっきも通り過ぎようとしたのでしょうし、ドアが故障で開かなくても普通は気づかないままなのでしょう(笑)。しかも、また途中の集落に入る道をうっかり通り過ぎようとしたみたいで、急ブレーキで停まって、「どうせいないんだろうけどねえ」と言いながら、集落内のバス停を通ってまた元の道に戻りました。逆方向に向かう同じ会社のバスとすれ違う際には、わざわざ停まって、相手の運転手に対して「そっちは空っぽかい」とか言って、こちらには乗客が1人乗っていることをどうも自慢しているみたいです。バス停を過ぎる毎に運転手はボタンを押して、次のバス停の案内のテープが流れたり運賃表示が変わるわけですが、それもいちいち面倒らしくて、時々思い出したようにバス停数個分をまとめ押ししています。いやー、本当に素朴で笑えちゃうバスでした。ちょっと面白おかしく書いちゃいましたが、地元出身の運転手さんで、カヌーや川の話をできて、とても楽しかったです。ありがとうございました。

Pict0251出発点にはもう1艇準備中のカヤックがいました。我家もベックフット号を組み立てて、8時に出発。ところが、いきなり最初のザラ瀬で座礁して、降りて浅過ぎるところは艇を運ぶことになりました。

次の瀬は、水深・水量とも申し分なさそうなので、そのまま突っ込んで行ったら、あえなく沈。出発5分後に転覆してしまうとは想定外です。ひっくり返ったままの艇に片手でつかまり、もう片手はパドルを握ったまま、バタ足で岸に向かいます。次の瀬の音が段々近づいてくるのでちょっとあせりましたが、無事に岸に着いて、艇をひっくり返して水を出しました。昼食は防水バッグに入りきれなかったので、ビニール袋には入れていましたが、一部の食べ物は水につかってしまいました。やれやれ。

Pict02523番目の瀬は、浅くて途中で岩に引っかかってしまい、艇が横向きになって横倒しになって、航海士はパドルと帽子を流してしまいました。これまた大変です。まずは艇を起こして、安全なところまで持って行って、航海士は艇がまた流されないようにそこに残り、私は岸を急いでパドルを追いかけます。運良く、瀬の下の流れのゆるやかなところで泳いでいるグループがいたので「すみませーん、パドルをつかまえていただけますか」と大声を出して、パドルと帽子を無事に回収できました。やれやれ。

また出発すると、座礁した時に船底に穴を開けてしまったようで、噴水のように水が入ってきています。また岸に着けて、荷物を出して、ひっくり返して、テープを張って応急処置です。2度ほどそういうことをしましたが、まあこれは想定内です。

去年下った山口県の錦川と、今回の日置川は、難易度も下る距離もほとんど同じなのですが、去年は一度も沈しなかったのに、今年は最初から試練です(^^;。最初からこんなだったので、瀬の音が近づいてくるたびに、航海士は「また嫌な音が聞こえてくる」なんて言ってるし、私も緊張しました。

途中でベックフット号と同じくらいの大きさのカヤックに親子4人が乗ったのや、出発点で一緒だったカヤックや、何度かお仲間に出会いました。その度に、日置駅の辺りまで行く予定だと言うと、えっ一日でそんなに行くの? とビックリされます。去年の錦川を下った時と同じくらいの距離(約23km)だし、朝早くから出発しているから、十分行けると思うし、せっかくきれいな川を下るのだから長く下りたいと思うのですが、どうも我家の距離は長いみたいです。他の艇は見ていると、川の流れに乗って漂っている時間が多そうですが、ベックフット号は、ほとんどいつもパドリングしているので、どうもその違いのせいみたいです。次は、もっとショートコースにして、のんびりゆっくり下りながら、途中で何度も泳いだりスノーケリングしたりエビを捕まえたりというのも良さそうです。でもまあ今日のところは、車の置いてあるゴールまで行くしかありません。

Pict0260Pict025811時頃に、一昨日の晩にキャンプした向平キャンプ場に着き、ここでお昼にしました。全行程のほぼ半分来たことになります。到着する直前に追い抜いてきた近くの別のキャンプ場でやっている体験カヤックの一団も目の前を下って行きました。水没した昼食でしたが、ビニールに2重に入れておいたので、そうひどいことにはなってなくて、おいしく食べられました。

キャンプ場を出発して橋をくぐると、川が二手に分かれています。左の本流の方には堰があるので、右の狭い支流に方に入っていってみました。この先が抜けられそうかどうか、ちょっと不安なので、岸に着けて歩いて偵察に行きますが、途中から藪になっていてそれ以上先は見えません。まあ行ってみようと、時々川にたれさがっている枝を頭や手ではらったり、川に倒れこんでいる木を避けたりしながら、流れに乗って下って行きます。ジャングルの中を探検しているような気分です。数百m下ったところで、ガーン、先が倒木で塞がっていました。両側は藪で、歩いて越えることも出来ません。仕方ありません。流れに逆らって、今下ってきた距離を全部上って戻るしかありません。ここでかなり体力を使いましたが、まあ良い教訓を得ました。漕ぎ上った所は川幅が広がっているので、さらに100mくらい艇を手で持ち上げて運んで、ようやく本流に戻ることができました。

Pict0266頑張ったごほうび(?)に、川岸の岩の上にいる野生の猿2匹を発見! でも、後半はもう少しのんびり下ろうと思っていたのに、今度はずーっと向かい風です。しかも結構吹いていて、漕ぐのを止めると艇は川の流れに乗ることも無く停まっています。いやはや、漕ぎ続けるしかありません。

Pict0271出発して6時間40分で、終点の田の井橋に到着しました。ここで艇を乾かす間に、スノーケリングをして、川の中の以外に豊富な魚を眺めてしばし遊びました。地元の子供たちが、勇気比べのようにして、橋の上から次々と飛び込んでいるのを見るのも面白かったです。

いやー、なかなかハードな川下りでしたが、年に1度は、こういう日本を代表するような清流をベックフット号で下ることを続けたいなあと思います。

Pict0276南紀白浜に戻り、明朝乗船するヤマネコ号の停泊場所を確認した後、夕食は、「とれとれ市場」というすっごく大勢の観光客で賑わっている大施設のフードコートで食べました。

2007年8月21日 (火)

8/14 南紀3日目: 潮岬、那智の滝、南紀白浜

Pict0184夜中にかなりの雨が降り、ほとんど眠れない一晩を蒸し暑いテントの中で過ごして、朝4時半に起床。真っ暗な中をキャンプ撤収し、カヤックで川下りをする出発点まで細い山道を車で上って行きました。

なぜこんなに早起きしないといけないかというと、川下りの出発点でカヤックを降ろして、車を川下りの終点まで持って行っておいて、そこからまた出発点に戻るバスが、日に3本しかなく、その最初のバスが6時17分発で、次のバスだと14時頃で遅すぎるからなのです。

キャンプ場は携帯の圏外だったのですが、出発点は近くに集落があるせいか携帯が使えたので、天気予報をチェックすると、昨日までの天気予報では曇後晴だったのに、今日は50%の降水確率で、雷注意報も出ています。しかも昨晩の雨で、川がどの程度増水しているかも不明。2人とも寝不足です。明日の天気は晴れとのことなので、せっかく早起きしてここまで来たけど、川下りは明日に延期することにしました。

ようやく明るくなってきた河原で持ってきた朝食を食べた後、今日は一日ドライブして、南紀海岸沿いの観光地めぐりをすることにしました。

Pict0186まずは本州最南端の潮岬に7時半に到着。早過ぎて9時から開く灯台見学はパスです。この辺りの道路は、運転しているとカニが時々道路を横断していて、所々ひかれてしまったのもいます。ちょっと『ヤマネコ号の冒険』のカニ島気分。

Pict0192景色的に面白かったのは、そこからちょっと東に行った所にある橋杭岩というところです。海水浴と磯遊びと岩登りと、一箇所でいろいろ遊べそう。でも、朝8時なのに、もうしっかり夏の暑さで、早々にエアコンの効いた車に戻ります。(^^;

Pict0201朝9時には那智の滝に到着。昔から滝は大好きなので、ここはずっと見てみたかった所です。でもまずは坂道を延々と歩いて登って熊野那智大社にお参り。そこにどーっと夕立のような雨が降ってきました。ちょうど本殿で進行中だった何かの儀式を見学しながら雨宿りしていると、また晴れてきました。安定しない天気です。明後日から乗船予定のヤマネコ号が、今日は那智勝浦から南紀白浜に向かっているはずなので、海上の天気も気になります。

Pict0207Pict0216ようやくいよいよ那智の滝へ。滝を見るには、遠くから見たり、近づいて滝つぼからしぶきを浴びながら見上げたり、登って落ち口から見下ろしたりと、よくするのですが、さすがにここは落ち口に登るのは無理だったので、遠くからと下から見るだけにしました。

Pict0219とにかく暑いので、滝見物の後は、カキ氷で少し涼みました。昼食は、串本で『るるぶ』お勧めのお店でお造り定食というのを食べたのですが、うーん、値段の割りにはちょっとイマイチだったかも。

Pict0222Pict023514時半頃に南紀白浜に到着。まずは、コインランドリーを探して洗濯機を回します。その間に、定番の見所らしい千畳敷と三段壁を見学しました。三段壁のエレベータで降りる海食洞が、なかなか打ち寄せる波に迫力があって楽しめました。

Pict0244白い砂のビーチは、江ノ島辺りの湘南海岸のような賑わいぶりです。

洗濯物を回収して、16時過ぎに、今日から2晩、最後の一部屋が空いていたのを予約しておいた素泊まりのビジネスホテルにチェックイン。

夕食は、なぜかお好み焼きとなりました。

8/13 南紀2日目: 高野山→日置川

高野山の宿坊は、朝6時の勤行(ごんぎょう)から始まります。本堂でお坊さんが上げるお経を宿泊客が正座して聞くのですが、私は正座が大の苦手なので、断って低い椅子に座らせていただいちゃいました。宿坊に泊まろうと思った時から、この朝のお勤めを楽しみにしていました。お寺に泊まったという気分が盛り上がります。

Pict0130お経の後は、この寺院の第8世住職だった滝口入道にまつわる横笛との悲恋の話を聞き、本堂の内部も見学させていただきました。位牌があんなにたくさんずらーっと並べてあるものなんですね。普段は目にすることがない所を見れて、それだけでも宿坊に泊まった価値がありました。

Pict0126Pict0127ようやく朝食です。もちろん精進料理。

午前中は、高野山の奥の院を見ました。約2kmの参道の両側には、新旧取り混ぜて実に多様なお墓が立ち広がっています。ここが、高野山の中で、一番面白かったところでした。

Pict0145Pict0159石田光成とか上杉謙信とかの戦国武将のお墓があると思えば、UCC上島珈琲とか日産自動車とかの現代企業のお墓もあり、ロケットの模型がどんとそびえるお墓まであるのです。昔と今ではなくて、昔からの時の流れが連続したものとして今につながっているのを感じます。

朝からたっぷりと歩いて、名物らしいやきもちを茶店でいただいてから、高野山を後にして龍神温泉という所に向かいました。

Pict0164途中でスリル満点の吊橋を見つけたので渡ってみました。川の水が澄んでいてきれいです。明日はカヤックで川下りの予定なので楽しみです。

龍神温泉は曼荼羅美術館というところで、憧れのチベットの写真や曼荼羅を見て、お昼は道の駅で鮎の定食を食べて、日置川(ひきがわ)沿いの町営向平キャンプ場に到着です。

Pict0179お盆休みですごくにぎわっていましたが、日陰のテントサイトを確保できました。家族連れやグループで大きなテントやタープを張っているのがほとんどで、我家も子供達が小さい時には家族4人でそのようなキャンプをしていました。しかし、去年頃からはまた昔の小さなテントでのこじんまりしたキャンプに戻っています。あまり道具を持たない分、設営・撤収がとっても楽です。

その晩は、テントの中じゃ暑過ぎなので、地面にマットを敷いて星空を眺めながら野宿することにしました。と思ったら、何と雨が降り出して、またテントの中へ。蒸し暑くてとっても寝苦しい一晩でした。

2007年8月20日 (月)

8/12 南紀1日目: 高野山

今年の夏休みは、中国ウルムチへの航空便と北海道へのフェリーの両方でキャンセル待ちをしていたのですが、どちらも取れないでいました。そこに、先週同盟したヤマネコ号が8/11~22で紀伊クルーズを行い、まだ空きもあるし一部区間でも乗船できることが分かり、夏休みの南紀旅行が決定です。

和歌山県は、日本の都道府県の中で唯一まだ訪れたことが無いところだったのですが、これで全48都道府県に足跡をしるすこともできます。まるで、和歌山行きが運命付けられていたかのようでした。

お盆の最も混む時期に、泊まる2日前に空いてる宿を和歌山県全体(和歌山市内を除く)で探してみたら、南紀白浜の高級ホテルの1泊10万円以上するスイートルームと高野山の宿坊だけでした。高野山の宿坊なんて面白そうなので、最初の目的地はここに決定です。

Pict0078お盆の帰省ラッシュを避けるために朝3時半に自宅を車で出発し、13時には高野山に到着しました。何も無い狭い山道を登ると、忽然とお寺だらけの街が現れるなんて、不思議なところです。マチュピチュみたい。しかも、これだけの街と人と生業に、12世紀も前の空海という1人の人間が今でも大きな影響を与えているというのも不思議です。

Pict0109諸堂共通内拝券」を買って、それで入れる6ヶ所のお寺をまずは見学しました。それぞれ立派そうなお寺が何十と並んでいるので、どれを見たら良いのかが分かるだけでもありがたいセット券でした(笑)。

大円院という宿坊に泊まったのですが、エアコンの無い部屋で昼間はちょっと暑かったけど、下界より数度は気温が低い山の上なので、朝晩は過ごしやすかったです。

Pict0121Pict0122夕食の精進料理も質量共に満足。若いお坊さんのサービスも良かったです。

な~んて、まずは観光旅行からスタートした南紀旅行1日目でした。

2007年8月 7日 (火)

8/5 ヤマネコ号との同盟イベント2日目

Pict1025_2朝5時に起床。溜船長、ヤマネコ号のお客様1人、NP家4人は、松崎6:05発のバスでやって来ます。ツバメ宿泊組5人は、同じバスに、安良里から6:27に乗って合流しました。貸切状態のバスの中で、地元のことにとても詳しい溜船長の楽しいお話を聞きながら、土肥でバスを乗り換えて戸田へ向かいました。

Pict1037_2 ヤマネコ号は、戸田港の中心となるホワイトマリン号が発着する一等地の桟橋に係留されていました。すぐ隣では朝市をやっています。

Pict1062ヤマネコ号に乗船すると、全員が溜船長から海賊バンダナをいただいちゃいました。何と嬉しいプレゼントでしょう! さっそく頭に巻いて、まずは海賊旗の掲揚です。ちゃんとそのための旗とハリヤードがあるのが嬉しいです。

戸田を8時に出港。抜群のタイミングで海くまさんご夫妻が車で港に到着し、手を振ってお見送りしていただきました。O船長が舵輪を握ってヤマネコ号を戸田湾から出し、他の乗組員はフェンダーをデッキ上に取り込んで、松崎に向けて伊豆西海岸沿いに南下します。

Pict1059戸田から松崎までの2時間あまりのヤマネコ号での航海、素晴らしかったです。残念ながら松崎で待っているお客様のためにも時間節約のために、帆は上げず機走のみでしたが、多少荒れている海をものともせずに、力強く安定して進んでいくヤマネコ号は素敵な船でした。

Pict1069Pict1079_2揺れるマストの上に登って、しばらく鳥になってデッキを見下ろしたり、水平線を眺めたりしました。バウスプリットに座って、心地よい上下動と海原を切り進む感覚を味わいました。皆で交替で舵輪を握りました。ハンドコンパス・海図・三角定規を使っての沿岸航法の練習もありました。サメが泳いでいるのも見かけました。バウスプリットのネットをハンモック代わりに寝転がってみました。いやー、もう素敵、素敵!

Pict10809:40のバスで松崎に到着したMinnowさんより携帯連絡が入ります。まだヤマネコ号は田子沖で、もうしばらく待っていただきます。10時頃、松崎港を視認しました。Minnowさんも堤防の上からヤマネコ号を視認したそうです。入港、接岸。Minnowさんが船尾側のもやい綱を岸壁で受け取ってくれました。

なかなか自分でも出来栄えを気に入っていた攻守条約文書に、溜船長、O船長、続いてそれぞれの乗組員が順番に署名して、同盟の調印式を執り行いました。私は「ツバメ一等航海士兼ベックフット号船長」なんて署名しちゃいました。最後に、両船長ががっちり握手して記念写真です。

ヤマネコ号、ツバメ号、ばんざ~い!

ツバメ側は車で安良里に戻り、午後に用のあるNPさんご一家はそこで解散して、残りはツバメに乗船し、なめこ汁、サラダ、ホットドッグの昼食です。

昼食後、しばしのんびりしていると、ヤマネコ号は帆を上げて堂ヶ島沖を北上中との連絡が入りました。ヤマネコ号と海上で出会うためにツバメも出港します。機走にてちょっと沖に出してから南下しますが、海は昨日と全く変わらないくらい荒れ模様です。

Pict1102荒れた海の中で船を探すのは、ちょうど海戦の予行演習になりそうです。真昼のふくろうさんが、セールホー! 誤報でした。またセールホー! 今度はどうも本物そうです。何とこの風の中でトプスルまで上げている様子です。

Pict1104Pict1112進路を変えて敵船に接近。あちらも気づいた模様。だんだんと距離がせばまります。どちらの船も波で大きく揺れています。

Pict1126いやー、ヤマネコ号は、何と素晴らしい雄姿でしょう。メインスル、メイントプスル、フォアスル、ロワーステースル、ロワージブ、フライングジブの6枚の帆を張っています。惚れ惚れ。そんな素敵な船が、目の前を帆走しているのですよ!

Pict1130接近して反転して併走して追いつかれて追い抜かれて、素敵でした。お互いの船の上から相手の写真を撮りまくりました。いつか海戦をする日がとても楽しみです。

Pict1136海が荒れているので、大きく手を振ってさようならをして、ツバメは安良里に帰港します。ヤマネコ号は静浦の母港へ向かって北上を続けます。

小休止。余韻に浸りました。

Pict1144荷物をまとめてツバメを下船しましたが、そのまま帰ると大渋滞する時間なので、景色のきれいな浮島(ふとう)に向かいました。先週に引き続き、まずはカキ氷、そして先週気になっていた「フジツボの味噌汁」も注文してみました。フジツボ自体の身は、磯臭くて少しジャリッとしていましたが、良い出汁がでていて、スープは美味しかったです。

食べている間にだんだん元気が出てきて、結局またシュノーケリングすることになりました。でも、海がここも荒れていて洞窟の通り抜けは無理、ソフトコーラルがきれいな所も波で視界が悪いし近寄るのは危険そうです。早々に引き上げて、温泉につかりました。

そもそも、もう誰も泳いでいない夕方で、海も荒れていて、シュノーケリングするのは始めてだしそんなことするなんて聞いていない方もいるし(ごめんなさい、私のせいです(^^;)、海水浴に行くのにどこかに水着を忘れてきた方もいるし(海外旅行に出かけるのにパスポートを忘れる人もいないわけではないですし(^^;)、いやーもう「とんでもない海水浴」を楽しんだ(!?)のでありました。

Pict1148夕食は、初めていく店でしたが、宇久須の感じの良いソバ屋さんで、ボリュームたっぷりの丼物とソバのセットをいただき、先週とほぼ同じ20時前に帰路に着いて、日が変わる頃に帰宅、バタンキューしました。

8/4 ヤマネコ号との同盟イベント1日目

先週末に松崎港で出会ったツバメとヤマネコ号、今週末はまた松崎港にて同盟の正式な調印式を執り行うこととなりました。

KIKIさん・真昼のふくろうさん・航海士・COOTは、ドレッドノート号(我家の車)で朝7時半に自宅最寄り駅を出発し、安良里にお昼前に到着。先に着いていたO船長にテンダーで迎えにきてもらってツバメに乗船し、それぞれ買ってきたお弁当でお昼にしました。

天気予報では今日は一日中弱い雨とのことでしたが、雨には降られずにすみそうです。KIKIさんは、ひょっとしたら自分が雨女なのかもしれないと心配し始めていましたが、汚名を晴らせるかも。しかし、日本海を通過したばかりの台風の影響で、風波がまだかなりあることが心配です。陸から見る限り海は穏やかそうですが、機走で湾外の様子を偵察に行きました。周期の短い1.5mくらいの波があるけど、同盟調印式を行う予定の松崎まで機走していく分には大丈夫そうです。

Pict1007NPさん一家も到着し、ツバメ乗船後、松崎に向けて出港。陸から少し離れて南下するとだんだん風波が強まってきます。もやっていて視界が悪いので遠目にはおだやかに見えた海面にも、白波が立っています。松崎への航海を断念して、安良里に戻ることにしました。ヤマネコ号は、駿河湾の奥の母港静浦を出て、松崎に向けて南下しているはずですが、その動向も気になります。

安良里に戻り始めてすぐ、ヤマネコ号船長からタイミング良く携帯連絡が入りました。あちらも海が荒れているため、松崎までの航海を断念し、戸田に入港したそうです。地元の漁師にも今日は止めた方が良いと言われたそうです。ヤマネコ号は戸田に残して、お客様が今晩泊まる宿がある松崎までバスで向かうとのこと。海が荒れているのでツバメも松崎行きを断念して安良里に戻るところで、我々も安良里から車で松崎に向かうことを連絡し、夕方、松崎で落ち合うこととなりました。

うーむ、残念。これではヤマネコ号には会えないまま、松崎で今晩のうちに調印式を済ませることになるのでしょうか?

超早目の夕食をツバメ船上で済ませて、18時頃、車で松崎港に向かい、海くまさんご夫妻も港で合流して、ヤマネコ号の溜船長にお会いしました。すると、何と、何と、明日の朝、戸田から松崎までヤマネコ号を回航してくる必要があるので、それに皆さん乗船しませんかとのご招待です。ばんざ~い! 即「乗りたいです! ぜひぜひよろしくお願いいたします!」と、お返事しました。万歳三百万唱! 同盟調印式も、明日の朝、松崎に入港後にヤマネコ号船上にて行うこととなりました。

こんなチャンスは逃せるわけも無く、ヤマネコ号の乗船定員的にも大丈夫とのことで、真昼のふくろうさんとNPさん一家も、日帰りの予定を変更して、明日ヤマネコ号に一緒に乗船することに決定です。NPさんは急遽宿の確保に走りました。

海くまさんご夫妻は、土肥の宿に戻るためにそこでお別れし、残りは、溜船長とヤマネコ号のクルー・お客様が泊まる宿にて、ジンジャービアで乾杯しました。先週、海賊バンダナをO船長がいただいたので、返礼の同盟記念の贈り物として、Minnowさん製作のARCロゴ入りTシャツをO船長から溜船長に進呈しました。喜んでいただけたようで良かったです。

ヤマネコ号のお客様の夕食の最中にお邪魔していたので、しばし歓談後に失礼して、NPさん一家は宿へ、ツバメ宿泊組は近くの旅館の温泉に行きました。先週O船長が調べておいた所で、始めて利用する日帰り温泉でしたが、立派で雰囲気の良い旅館だし、お風呂も貸切状態だったし、風呂上りにはロビーで冷たい飲み物まで出していただいて、もう素晴らしいサービスに大満足でした。

皆がお風呂から上がってくるまでの間に、バス会社に電話して明朝の松崎→戸田のバスの時刻を調べて、溜船長とNPさんに連絡し、明日の段取りもばっちりです。

Pict1022風呂上りに松崎の街を散歩して港に戻る途中で、13時まで文字盤に書いてある時計を見かけました。なぜ13時まであるのか、説明版を読んでもイマイチ謎のままでした。

明日ヤマネコ号で松崎入港後に必要となるドレッドノート号は港に残したまま、O船長の車で安良里に戻り、ツバメに乗船してビールを飲んでからお休みなさいとなりました。

2007年8月 6日 (月)

7/29 西伊豆シーカヤックイベント2日目

Pict9861

西伊豆シーカヤックイベント2日目も盛りだくさんな一日でした。

港の朝は早く、4時台に起きて、航海士が水揚げ中の漁船からソウダガツオ3匹とイカや小魚を何とただでもらって来ました。朝から豪華な朝食となりました。

Pict9864Pict9871朝食前には、ヤマネコ号の見学をさせていただきました。マストもブームも木製だし、セールはキャンパス布だし、全てのロープ/シートは昔ながらの白色で、本当に素敵な船です。ヤマネコ号そのものです。

Pict9880_2Pict9887マストにも登らせていただきました。クロストリーズに立って、見下ろす甲板や港の景色をたっぷり楽しみました。船室も見せていただき、ストーブやランプや食器が素敵でした。

Pict9907ヤマネコ号の出港を見送り、ツバメも出港。

Pict9913帆走しながらいつものようにトローリングしました。釣果は、今までで一番大きなシイラが一匹です。風が落ちてきたので機走して安良里に戻り、シイラのムニエルとサンドイッチの昼食をいただきました。

食後は浮島まで車で行き、まずは暑い中、何年ぶりだろうというカキ氷を食べました。カキ氷の後すぐに泳ぐのはスーザンが許さないだろうと言いながらも、夕方までは、浮島でまたシュノーケリングです。

洞窟トンネルをくぐったり、ソフトコーラルやいろんな魚を眺めて泳いだり、巻貝を採集したり。湾を横断して反対側の崖の洞窟も見に行きました。その辺りで、今度は岩に張り付いた貝を採って、その場で食べてみると、なかなかおいしいです。野蛮人な午後でした。

水着のまま歩いて温泉に行けるのが浮島の良いところです。昨晩は慌しかったけど、今度はゆっくり温泉にもつかり、安良里に戻って、地魚料理の店で4食連続のシーフードをいただき、体力の限界に挑戦するような2日間のイベントを終えて、帰路につきました。

お疲れ様~!

翌朝、さっそくヤマネコ号のT船長より、アーサー・ランサム掲示板に書き込みがあり、翌週に松崎で同盟の正式な調印式を執り行う運びとなりました!

7/28 西伊豆シーカヤックイベント1日目

Pict9799去年からずっとやりたかったイベントがとうとう実現です。朝4:45に自宅を出発し、8時前に松崎に到着して、ベックフット号を組み立て開始。9時には他の参加者も全員到着して、10時にシーカヤックのイントロ講習の開始です。

午前中は、港内で一通りの基本的な進む・止まる・曲がるの講習を受けました。インストラクターの村田さんは、シーカヤックでの日本縦断の経験もあってこの道のプロですが、明るく楽しいキャラで、天性のアウトドアガイドという感じです。

Pict9819_3沈した後に艇を起こして戻るセルフレスキューの練習をしたかったのですが、沈をしたい人(NPさん、アスリートさん、COOT)は、全て2人乗り艇で沈をしたくない人と一緒に乗っていたので(^^;、結局村田さんのお手本を見せてもらいました。

各自のお弁当やシュノーケルセットを積んで、いよいよシーカヤックによる洞窟探検に出発しました。1人乗りシーカヤックに真昼のふくろうさん、Yさん、Titmouseさん、どりすけさん。タンデムのシットオンカヤック2艇にNPさん一家4人。ファルトボートのベックフット号に航海士とCOOT。村田さんともう1人のインストラクターの2艇を加えて、9艇の大艦隊です。

Pict9836いくつか洞窟に入りました。狭いところは順番に入ります。トンネルになったところは一列になって抜けました。大潮の満潮時にしか抜けられないというトンネルもありましたが、今回は通過できず、残念。水がとっても澄んでいて、きれいな魚が泳いでいるのも見えます。

Pict9841小さなビーチに上陸して昼食にしました。食後はシュノーケリングです。たっぷりと泳いで潜って魚を眺めて、のんびりと岩の上で休んで身体を日光で温めました。

帰りは沖の方から真っ直ぐ松崎港に戻るコースです。後ろから波高1.5mくらいの波が追いかけてきて追い抜いていきます。2度ほど、波がばさーっと艇の中に入りました。本格的にベックフット号で海をツーリングするには、スプレースカートが必要そうです。

Pict9853ちょうど安良里からツバメを回航してきてくださったO船長を迎えて、ツバメを係留した後、大急ぎで、車で10分くらいのところの道の駅にある温泉露天風呂に入り、また大急ぎで「さくら」で夕食(O船長も合流)をいただきました。先週、KIKIさんが注文しておいしそうだった「まぐろのまご茶漬け定食」は品切れだったので、よく似た「あじのまご茶漬け定食」にしましたが、魚のスープをかけて食べるのがとてもおいしかったです。

19:15の集合で、夜はシーカヤックによる夜光虫ツァーです。これもまたずーっと楽しみにしていた探検です。ちょうど満月なので、海上は結構明るくて、他の艇の位置もだいたい分かります。でも、黒々とした海岸の崖のどこに洞窟が開いているかは、ガイド無しではとても見つけられそうにありません。その真っ暗な中に、シーカヤックで突っ込んでいくのは、かなり勇気が要ります。でも、それだけのことはあって、真っ暗な洞窟の中で、パドルで水をかいた所が青白く光るのは本当に幻想的。

またいくつか洞窟に入りました。1艇ずつ順番だったり、一緒に入ったり。時々ガツーンと岩に艇が衝突する音が聞こえてきます。ヘッドランプを点ければ進路が見えますが、そうすると夜光虫が光るのが見えなくなるので、ちょっと点けて、その先の地形をある程度覚えた後、また真っ暗にしてカヤックを進ませるのです。

最後に、昼間は入れなかった満潮時だけ通過できるトンネルを、夜は通過できました。パドリングするスペースもないほど狭いトンネルで、探検ムード満点です。大満足して夜光虫ツァーを終了しました。

その後、ベックフット号は海水を洗い流すのが大変でしたが、皆さんお手伝いいただきありがとうございました。

ベックフット号を運んでツバメに戻ると、何と、隣に停泊している素敵な2本マストの帆船の船長は、ランサマイトで、「もしかしてツバメというのはアーサー・ランサムの・・・」とお声がけいただいて、盛り上がっていました。ヤマネコ号と同じスクーナー型で、本当はAmi号というのですが、ヤマネコ号だと思っていらっしゃるそうです。話がはずみ、ヤマネコ号とツバメは同盟しましょうということになりました。

長い一日が終わり、ようやくビールを一杯飲んでくつろいで、お休みなさいとなりました。

7/21 西伊豆で金探しと紅海横断

先に安良里に着いたO船長から「かなりな雨なので、途中で時間つぶしするのも良いかも」との連絡。天気予報である程度の雨は覚悟していたけど、それ以上の雨です。でも、伊豆には雨でも楽しめるところがたっぷり。ツバメ合宿の予定で、KIKIさん・航海士・COOTを乗せて西伊豆に向かうドレッドノート号(我家の車)は、土肥金山に立ち寄ることにしました。

Pict9746まずは、砂金採り体験。屋内にあつらえられた「川」の中の水と砂を丸いお盆のようなものですくって、ゆさゆさとゆさぶり、砂をうまく流せば、最後に砂金がお盆の底に1粒、2粒、多いときは4粒くらい残ります。北海道の本当の川でやった時ほどではないけど、10粒近く採れてお手軽な金探しを大いに楽しめました。『ツバメ号の伝書バト』で子供たちが金だと思って採ったのは実は銅でしたが、これは小さくても本物の金です。

Pict9764その後、金鉱山の跡に入って見学したり、金の延べ棒を持ち上げたり、時価7億円超の金塊に触ったりと、なかなか楽しい時間を過ごしました。金にちなんだグッズや金箔入りのいろんな食べ物が並ぶショップは、見るだけでも面白いです。

土肥金山の駐車場で持ってきたお弁当のお昼を食べた後、安良里に到着してO船長と合流しましたが、ツバメにテンダーで渡れないくらい雨が降っています。

Pict9775来週は松崎辺りでシーカヤックに乗る予定なので、その下見に車で堂ヶ島に行くことにしました。海の中のトンネルと、その途中にぽっかり天井に穴が開いた「天窓洞」を陸の上から眺めて、こんな洞窟を来週はカヤックで探検できるのか~と、しばし感動。

Pict9781天窓洞の辺りを歩いている時に、北の方の海岸に、両側を海にはさまれた細くのびる陸地を歩いて島に渡れる地形を発見! 今はちょうど干潮時なので、急いでいけば島に歩いて渡れるかもしれません。あちこち探したあげく、ようやく駐車スペースと海岸へのアクセス口を見つけました。海岸まで降りて、石がごろごろしたところを裸足になって、そろそろと島に向かって歩きました。

まだ一番深いところでもひざ下くらいなので、イスラエル人のまま紅海横断して島に到達成功! どんどん潮は満ちてきているはずなので、島の探検は次のお楽しみにとっておいて、早々に本土に戻ります。無事にエジプト人にはならずに紅海横断の往復成功!

Pict9786次は、堂ヶ島の先の崖の上にあって海を見渡せる露天風呂に行くことにしました。弱い雨の中でしたが、景色は素晴らしく、ワイルドなお風呂はなかなか良し。脱衣所は狭くてムンムンしていてまた汗をかきそうでしたが、お風呂を出た後、崖の上で風に吹かれながら海を眺めて涼むのは、とっても良い気分でした。

さて、ツバメに乗船して持ってきた材料で夕食にしようかと、安良里に戻りました。ずっと降ったり止んだりの雨でしたが、安良里に着いた時には、また一段と強い雨が降り出して、しばらく止みそうにありません。これではテンダーにも乗れないし、明日の天気予報も変わらず雨なので、結局、ツバメ合宿はあきらめて、日帰りにすることにしました。

Pict9794帰る前に、せめて夕食はおいしいところで食べようと、また堂ヶ島を過ぎて松崎まで行き、「さくら」というO船長お勧めのお店に入りました。食べ放題のいろんな種類の「ところてん」がおいしくて何杯もおかわりした後、メインの定食も量がたっぷり、味もおいしくて、ここは大正解。来週のシーカヤックイベントの際にもここで夕食にしようと決めました。

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