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2008年8月17日 (日)

8/15 ヤマネコ号の航海4日目:下田→伊東

5時頃に起きて、公園のきれいなトイレで洗面してヤマネコ号に戻ると、K船長が最新の天気予報を教えてくれました。昨日から10メートルを超える強い風が三宅島や新島のあたりでは吹いていて心配だったのですが、まだ強い南西の風は続いているようです。結局、今日は、風がさえぎられる伊豆の東海岸沿いに伊東に行き、明日、天候が許せば新島か大島を目指すことになりました。

P8152124 アミヨットクラブのHご夫妻がここから乗船して、予定通り7時過ぎに出港。K船長も今日は伊東に行くので、ずっと伴走することになります。そういうのも初めてで面白そうです。実際、ヤマネコ号より沖を走っていたK船長の艇が黒潮の流れに乗ったのか、こちらよりすーっと前に出たことがあって、そういうことからこちらの走りっぷりも分かりやすかったです。

P8152129 下田から北の東海岸は、まだツバメでも行ったことが無かったので、目新しい景色を眺めながら、フルセールのクルージングを楽しみました。波もあまり無くて風も強すぎず、予定変更して伊東に向かったのは正解でした。

P8152131 海から見ても形の良い大室山を眺めながら、城ヶ崎の灯台と吊り橋のすぐ沖を通ります。陸からフルセールのヤマネコ号を眺めるのもきっと美しいことと思います。途中ですれ違った貨物船のブリッジからも手を振ってもらいました。

P8152132 ほぼ真後ろからの風なので、2度ほどジャイブして北上し、手石島を回って最後はタックして伊東に近づきます。後ろには初島のホテルがよく見えます。時々吹き下ろしの風が強く吹くようになってきました。強い風の中、伊東の港外でフルセールを降ろすのは大変でしたが何とかやりとげ、風で飛ばされて落とした座布団マット2枚を網ですくって拾う海難救助訓練(笑)までやった後、入港しました。

P8152134 強い風の中で風上側の岸壁に出来るだけ寄せて、もやい綱を受け取ってくれる人に投げますが何度か失敗した後、ようやく無事に係留することができました。いつも以上に念入りに2重にもやい綱を張って、風が強くなっても切れて流されることがないようにします。

P8152135 まずは遅くなった昼食をT船長おすすめのお店に食べに行くと、行列していて30分ほど待つとのことで、先にコンビ二でアイスをゲット。私は、ご飯の上にたたきが乗ったのに最初はショウガ醤油、途中から出汁をかけて味噌を混ぜて二味楽しめるという「ねごめし」をいただきました。

P8152136 航行中からT船長が知り合いを通して宿を探していたのですが、伊豆高原のペンションでキャンセルが出たばかりのところをすぐに押さえたので、今晩はようやく宿に泊まれます。伊東駅まで歩く途中で冷たいジュースを飲んで、電車で伊豆高原まで行って、宿の送迎バンで17時頃にチェックイン。すぐにお風呂に入って、18時から宿の夕食をいただきました。

天気予報によると、紀伊半島沖の熱帯低気圧が台風に変わり、明日午後には伊豆諸島に向かってくるし、本州上の前線で大雨の恐れもあるとのことで、残念ながら新島・大島行きは断念することとなりました。

P8162139 翌朝、空には気持ちの良い青空が広がっています。天気予報では、台風はいくぶん南にそれ、前線は北よりに停滞していたため、セールをあまり上げずに海岸沿いに下田に向かうことになりましたが、我が家はここで下船することにしました。

宿の送迎で駅まで一緒に行って、我が家を含めて3人は伊東で下船、3人は電車で下田へ移動、真昼のふくろうさんを含めた残る5人が下田へヤマネコ号で向かいます。今回は充実した4日間のクルーズで、フルセールでたっぷり帆走できたのが嬉しかったです。三宅島、式根島、新島にもいずれまたの機会にぜひ行きたいと思います。

8/14 ヤマネコ号の航海3日目:神津島→下田

P8142092 暑くて寝苦しい夜が明けて6時に起き、海岸を少しだけ散歩しました。この島にはいずれまたゆっくりと来て、赤崎でスノーケリングをしたり島の中央に格好よくそびえる天上山に登ったりしてみたいものです。

P8142093 宿宿泊組もやって来て、予定通りに7時にはもやいを解き、港内で次々とセールを上げました。今日もフルセールです。

P8142094 良い風を受けて見る見る間に神津島が小さくなっていきます。

P8142098 アスリートさんのトローリングに今度は大きなシイラがかかりました。トビウオの赤ちゃんもいつの間にか船に飛び込んでいました。

快調なセーリングで午前中のうちに下田に入港。T船長が携帯でどこかに電話して停泊場所を確認すると、お盆で混んでいるようで、町外れのとんでもない場所 を指示されたようです。そこはあんまりなので、河口に入りツバメでもよく使う街の中心に近い場所の様子を見に行くと、そこに停泊していた38フィートのクルーザーの船長が、隣に留めさせてくださいました。

P8142099 そのK船長は、外国航路の本船の一等航海士や船長もされていた方で、練習帆船「海星」の歴々の船長もよくご存知で、しばらくそういう話で盛り上がりました。

ここで下船するNPさんご一家と記念の集合写真を撮ってからお別れし、K船長に引き連れられてお昼を食べに出かけます。太鼓祭りで大にぎわいの下田は、お店も貸切りだったり満席だったりでしたが、港沿いの小さなお店の大きなテーブルで生ビールと干もの定食にありつけました。ここは他にお客様もいなくてすっかりくつろげて、K船長の船の写真を見せていただいたりしながら、しばし楽しく歓談しました。

P8142104 14時半頃に店を出て、下田から合流する航海士を駅で出迎え、しばらく太鼓祭りを見学しました。下田の人々のお祭りにかけるエネルギーはすさまじいものがあります。前に開国祭りを見に行った時もすごかったけど、太鼓祭りにも老若男女大勢が参加して神輿を担いだり笛を吹いたり三味線を鳴らしたりしながら、街中を練り歩いています。

P8142110 それぞれ祭り見物をしていた皆ともNP家ともまた合流して、たぶんお祭りのハイライトではないかと思う、小さな神輿を合体させて太鼓橋のような形を造るところも見ることが出来ました。最初は神輿が急に傾いたりして何か事故が起こったのかと思ったくらい、とても迫力がありました。

気前よくかき氷やスイカを見物客に無料でふるまってくれているのをいただきながら、元気の良いかけ声でいっぱいのお祭りを堪能しました。

P8142116 お風呂に入りさっぱりして、ヤマネコ号のコックピットでラム酒のソーダ割りをいただきながら花火大会を待ちます。川の対岸から打ち上げられるので、ヤマネコ号は花火見物の特等席です。聞いていた時刻からずいぶん遅れてようやく始まりました。

花火も見たいけど、せっかくの下田で魚も食べたいので、お昼が遅めで長い航海の後でそれほど食欲は無かったけど、T船長ご一家、S青年、我が家は、K船長にまたまた引き連れられて夕食に出かけました。目指すお店では、ちょうどお祭り客が一段落して21時に閉店する前のぎりぎり空いた時間と席にもぐりこめて、何がいいかなあとメニューを見る暇もなく、K船長が全て仕切ってビールと料理を注文します。

P8142118 P8142119 うーん、何が出てくるのだろう、ちょっと食べきれないくらい注文していないだろうかと、内心少し心配していたら、まず出て来た刺身の盛り合わせに皆で歓声を上げました。天ぷらの盛り合わせ、金目鯛の煮付け、カニの味噌汁、ご飯も出て来て、どれもこれもおいしくて、量もピッタリでした。人生経験豊富なK船長は寿司屋もされているそうで、さすがです。しかもあれだけ食べてビールも飲んで1人3000円しないのはリーズナブルです。とてもハッピーな夕ご飯でした。

P8142121 船に戻る途中、お祭り執行部と言った感じの面々が港の神輿のそばでくつろいでいて、その中の1人から神主のお祓いを受けた榊の小枝を航海安全のお守り代わりにいただきました。ここでもまたしばし歓談。港でのいろいろな人とのふれあいや縁が面白いし貴重です。

下田ではさすがにお盆かつお祭りで全く宿が取れず、昨晩も船に寝て暑い思いをしていたので、明るい内に航海士が近くの公園で目星を付けておいたベンチで、我が家とOさんは野宿することにしました。そのためのマットとシュラフカバーも持参してきています。良い風がずっと吹いていて、むしろ何もかけないと寒いくらいでした。夜中に2〜3度雨が降って、屋根はあるけど降り込む雨で少し濡れたり、蚊に刺されたり、大学生がやってきて近くでおしゃべりしていたり、それなりに試練な野宿でしたが、暑過ぎることはなかったので、体力を回復する程度には眠れたようです。野宿初体験の年配のOさんも自信がついたとおっしゃっていました。

2008年8月16日 (土)

8/13 ヤマネコ号の航海2日目:松崎→神津島

P8132007 5時過ぎに起きて、漁船の水揚げを待ち構えるために港に行きました。ヤマネコ号のメンマストに登ると、港外の定置網の近くに漁船が見えます。まだ魚を獲っているようです。

P8132012 クロストリーズの上に立って、港を出入りする船を眺めていると、ちょうど日の出を迎えました。

P8132015 漁船が戻ってきました。どうも今日はシイラばかり獲れているようです。シイラが網に入ると他の魚は出てしまってこうなるそうです。

P8132025 昨晩一緒に夕食をした漁師のYさんがシイラを刺身で食べられるようにその場でさばいてくださいました。宿の網元の方から昨日差し入れいただいた他の刺身もたっぷりあります。7時過ぎに予定よりちょっと遅れて出港した後、船上で、朝からとっても豪華な刺身とおにぎりの朝食をいただきました。

松崎からはアミヨットクラブのS青年とARCの真昼のふくろうさんも加わって、総勢11人で神津島を目指します。海図を広げて、三角定規とディバイダを使って、進路と距離と到着予想時刻を割り出しました。

P8132027 まるでスコットランドのような伊豆西海岸の景色を堪能しながら南下します。石廊崎を周り、朝のおやつにフルーツジェリーを食べて、いよいよ本土を離れて神津島を目指す進路を取りました。

P8132041 良いアビーム(真横から)の風が吹いているので、3枚のジブと2枚のステースルも上げて、フルセールで走ります。風をはらんだセールがとっても美しいです。

P8132042 素晴らしいスピードで心地良い音をたてながら舳先が水を分けていきます。力強くヤマネコ号が進みます。

P8132048 白いセールをふくらませて優雅にヤマネコ号が進みます。

P8132054 アスリートさんが仕掛けたトローリングにメジマグロがかかりました。

P8132058 子供達3人は、昨晩は自分たちだけの部屋で遅くまで遊んで盛り上がっていたせいか、揺れる船の上でもぐっすり眠っています。彼らが睡眠不足を船上で補っているうちに、神津島に近づきました。

P8132062 良い風を受けて快走してきたので、予定よりも早く14時前に神津港に接岸しました。海の上では風に吹かれて快適でしたが、一歩上陸するとコンクリートの照り返しでクラクラしそうな暑さです。

港の反対側にあるエアコンの効いた観光案内所まで歩いて行ってしばし休憩します。お盆の最盛期ですが、1部屋だけ空いている宿が見つかりました。宿宿泊組とは16時に温泉保養センターで落ち合うことにして、ヤマネコ号宿泊組のNPさんご一家、S青年、COOTの6人は、島の地図とバス時刻表を眺めながらどうするかを相談します。子供たちは海水浴がしたいし、私は西海岸沿いに歩くのも面白そうだけどこの暑さだし…。結局、NPさんが、島の西海岸沿いにほとんど北端の赤崎という所まで行く発車間際のバスに乗っちゃおうと言い出して、皆でその案に飛びつきました。

P8132065 島には一周道路は無く、海岸沿いの道路は西側にしかありません。港は島の西南側にあるので、そこから赤崎までバスで行けば、海岸沿いの主な観光ポイントを炎天下に歩くことなく見ることができます。うずまき岩、沢尻海水浴場、後で行く温泉保養センター、長浜の海中プール(写真)…。ガラガラのバスだったので、運転手のおにいさんもおしゃべりに加わって楽しかったです。地図にあるドンタクハウスというのは何だろうと思っていたら、バーベキュー場でした。島ではバーベキューのことをドンタクと言うそうです。

P8132071 終点の赤崎は、島の写真を見て一番行ってみたいと思っていたところでした。島と岩の間の海峡が絶好のスノーケリング場になっていて、そこを中心に木製の遊歩道が造られています。乗って来たバスが引き返すまで15分しかなく、それを逃すと1時間後の最終バスになってしまうので、大急ぎで歩いて見て回った後、バスに乗るまでに超特急でかき氷を食べました。いつかここでもっとゆっくりと時間を取って、スノーケリングを楽しみたいと思いました。

ちょうど海水浴客も引き返す時間なので、バスは超満員です。その中でかき氷の残りを何とか食べて、ヤマネコ号の停泊場所で「降ります!」と叫んで、バスを降りました。NP家は海水浴にビーチに向かい、S青年と私は温泉に行く支度をして、三たび同じ運転手のバスに乗って温泉保養センターに引き返します。

P8132079 猛暑の一日の最後にゆっくりと温泉につかってさっぱり。港に戻るバスが出るまでさらに小一時間待っている間、素晴らしい日没を見ることができました。

港に戻り、小さな街を歩きながら、明日の食料の買い出しをして、夕食の場所を探しますが、どこもお盆で満席です。ようやくランチ中心のようなお店を見つけて、暑さと船旅の後で皆食欲もいまいちなので、ラーメン、チャーハン、サラダ、ピザの類いで夕食としました。

P8132091 ちょうど島の盆踊り大会の夜だったので、S青年と私はそれを見物に行きました。小学生の女の子ながら太鼓を見事にたたいていたのがとても印象的でした。

船に戻ると船室は熱気がこもっていて暑いので、デッキの上で野宿することにしました。ちょうどペルセウス座流星群の夜でもあるので、星空を眺めながら寝れば流れ星をたくさん見られるかもしれません。ところが夜中に雨が降り出したので、私は船内に入って後は左舷船尾の寝棚で寝ました。NPさんは雨が上がった後、またデッキに戻ったそうで、その後実際に流れ星をいくつも見たそうです。うーむ残念!

8/12 ヤマネコ号の航海1日目:静浦→松崎

今年の夏のヤマネコ号(帆船Ami号)クルーズは、以下の予定で伊豆七島の中の3島を巡ります。

  • 8/12(火) 1300静浦(沼津)→1700松崎(西伊豆)
  • 8/13(水) 0700松崎→1600神津島
  • 8/14(木) 0700神津島→1500下田(太鼓祭り見学)
  • 8/15(金) 0700下田→1800三宅島
  • 8/16(土) 0700三宅島→1300新島 or 式根島
  • 8/17(日) 0700新島 or 式根島→1300下田
  • 8/18(月) 0800下田→1400松崎
  • 8/19(火) 1000松崎→1500静浦

私は最初から8/17の下田まで乗船、航海士は8/14の午後から下田で合流する予定です。去年の夏の紀伊クルーズでは2日間だけ乗船しましたが、ずっと炎天下での航海は体力の消耗が激しかったので、今回も体力が保たなければ途中で下船するかもしれません。

P8121960 静浦漁港に着くと、T船長が汗だくになりながら船の整備をしていました。長い航海に出発する前なので、いろいろな準備が大変そうです。予定よりちょっと遅れて静浦を13時過ぎに出港しました。T船長、船長の娘さんのAちゃん、去年の紀伊クルーズでも一緒だったアミヨットクラブのMさんとOさん、ARCからNPさんご一家4人とCOOTの総勢9人です。

P8121963 さっそくNPさんが舵輪を握り、他の乗組員でメンスルとフォアスルを「ツー・シックス・ヒーブ」のかけ声で上げました。去年の紀伊クルーズは出発直前の事故でボースプリットとマストの先端が折れてセールが1枚も上げられなかったのですが、今年はちゃんと帆走も出来るし、セールで日陰が出来るのが嬉しいです。

P8121965 一仕事終えたところで、昔の英国海軍の水夫並みにラム酒の水割りの配給がありました。昔の水夫はラム酒だけでも働く元気を得ていたのでしょうが、現代人にとっては炎天下での氷入りの飲み物は何よりもありがたかったです。

P8121969 大瀬崎を回って伊豆の西海岸沿いに南下します。午後は順光となるし、岸に近いところを走ったので、海岸の景色が本当にきれいでした。

P8121978 日本では珍しい2本マストスクーナーのヤマネコ号は、洋上でも目を引くので、他のヨットがあいさつに近寄ってくることもあります。

P8121989 ずっと真向かいの南風で、セールはほとんど日除けの役割しか果たさずエンジンで進んできましたが、松崎港に入るために進路を南東に取った最後だけはセールも美しく風をはらみました。4時間あまりの航海の後、松崎港に接岸。ここはいつも釣り客がたくさんいるので、場所をあけてもらうのがちょっと大変です。

P8122000 ヤマネコ号提携の宿に入り、夕食はツバメ合宿でも去年何度か利用したお店に行きました。混んでいて料理が出てくるまでに1時間ほど待ちましたが、無料のところてんを何度かおかわりしたり、食事の席に加わったT船長の知り合いの地元の漁師のYさんのお話が面白くて、退屈する暇もありませんでした。

P8122001 P8122002 T船長おすすめの「イカ刺身定食」は、醤油でイカのはらわたとショウガを溶いたもので刺身を食べるようになっていて、新鮮だからこそ出来る珍しい食べ方も面白いし、こりこりしたイカもと〜っても美味でした。しかも、野菜の天ぷらの盛り合わせと魚の味噌汁と1人ずつ小さなお釜で炊いたご飯がこれに付いてくるのです。

お腹いっぱいになって、宿のお風呂に入って、エアコンの効いた部屋で皆で雑魚寝して、体力をたっぷり温存したまま1日目の航海を終えました。

2008年8月11日 (月)

8/10 リベルタ号 @ 横浜

P8101922時々今にも降り出しそうな黒雲におおわれたり、実際に少しだけパラパラしたりの曇り空で、連日の猛暑も和らいだ日曜日、横浜赤レンガ倉庫近くの岸壁にもや われたアルゼンチン海軍リベルタ号に、静かなドミノ家、天文台・Minnow家、NPさん、とーこさん、erica航海士、COOTが船やバスや歩きで続々と集まってきました。

P8101924思っていたより大きな船です。まずは船首像にあいさつして、さっそく乗船。

P8101935マストのふもとに留めてあるロープの数も数えきれないほどあります。

P8101927_2カンカン、カンカンと鳴らして○点鐘を告げる鐘のそばに、ボースンホイッスルが置いてあるのを航海士が見つけました。そばに立っている乗組員に目顔で許可を得て、航海士が手に取って眺めている横で、私はボースンホイッスルのミニチュアが付いている自分のキーホルダーを取り出しました。2つ並べると親子のようです。面白がって笑っている乗組員と一緒に2人でそれぞれのホイッスルを手に記念写真をパチリ。

P8101932フォアデッキ(前部甲板)に皆で集まって、まずは全部で帆は何枚あるのだろうと数え始めました。ジブは5枚、3本のマストに各5枚の横帆、一番後ろに1枚の縦帆、マストの間に数えると3枚のステースルがあるようですがもう少し増やせそうな感じもします。静かなドミノさんが乗組員に何枚帆があるのかさっき尋ねてみたら、マストは43メートルですとの答えが返ってきたそうで、まだ正解は分かりません。皆で、30枚だ、24枚だ、27枚だとぞれぞれ思い思いの枚数を出した後、再度、近くに立っていた別の乗組員2人組に正解を引き出すべく声をかけてみました。

P8101929「ブエノス・タルデス」
にこっと笑ってくれて「ブエノス・タルデス」
「帆は何枚あるのですか?」(これは英語)
二人でちょっと相談したあと「フォーティスリー」
ええー、そんなにたくさんあるの? いったいどこにそれだけ張れるのだろう?

と一瞬思ったのですが、やっぱりどうもマストの高さを言っているみたいです(笑)。

P8101931「ノー、ノー、マストじゃなくてセール、セールは何枚あるの?」
と言いながら、近くのステースルを指差して、しつこく聞きました。

P8101938今度は通じたみたいです。「23枚」とのこと。ちょっと計算が合わない気もするので、静かなドミノさんが紙に船の絵を描いて確かめると、確かに「ジブは5枚、3本のマストに各5枚の横帆、一番後ろに1枚の縦帆」というのは間違いありませんでした。問題はマストの間のステースルの枚数です。実際に頭上には3枚分がたたんであるのに、そこは1枚だと言うのです。さらに皆で突っ込むと、3枚張れるけど、船を動かすためには1枚しか張らないとのことでした。なので、私たちが求めていた正解は「27枚」でした。

ほぼ当たっていましたが、この船は各マストに5枚ずつ、ジブも5枚、ステースルも3枚ずつと、例外がなくきちっとし過ぎているところが「つまんなーい」(版権NPさん)。

P8101945皆それぞれグッズをいくつか買い求めて、その中の船の写真を見ると、やはりステースルは3枚ずつ張って帆走しています。でもさっきの乗組員の言葉からは、実際の航海訓練中は1枚しか張らないようでした。残る2枚は何のためにあるのだろうという謎はまだ残ったままです。

P8101953_2大勢でああだこうだ言いながら大きな帆船を見学するのはとっても楽しかったです。

1時間半近く見学した後、「あかいくつ」バスで中華街に向かいました。ウェブで調べて穴場的で評判が良くて家族連れも大丈夫そうなお店に目星を付けておいたところで、NP家のご家族の皆さんも合流して、総勢13名でおいしい広東料理をいただいた後、お開きとなりました。

2008年8月 5日 (火)

8/3 ツバメ合宿2日目: 松崎→安良里

何と珍しいことに私が一番遅く起きました。と言っても6時前です。大潮の満潮時で海面が岸壁ぎりぎりのところまで上がってきていて、一度上陸した航海士が岸壁からそびえ立っているヤマネコ号に戻れなくて困っていました。

漁から戻ってくる漁船を待ち構えておこぼれをねらう人がだんだんと集まってきました。我が家も当然首を長くして待ちます。いつもは6時頃に戻ってくるらしいですが、今日は遅れているようです。魚が獲れなくてねばっているのだろうとか、いや大漁だから遅れているに違いないとか、皆が思い思いのことを口にしてにぎやかです。野良猫も2〜3匹集まってきました。

P803187030分くらい遅れて漁船が姿を現しました。甲板には魚がたっぷり入った箱がたくさん積んであるようです。氷の塊を満載したトラックもやってきて、のこぎりやハンマーで砕いて魚を冷やすための氷を大量に作っていき、並べられた箱にどんどんぶちこんでいきます。氷は冷たいけど、それを砕く人の身体は暑くてたまらないのでしょう。時々ホースから流れる水を頭からかぶって身体を冷やしています。漁船に乗っている漁師も年配の方ばかり。魚を船から降ろし、氷を詰めて、トラックの荷台に積んで、どの作業も重労働です。

P8031882野良猫が警戒しながら近づいて来て、さっと魚を加えて逃げて行く様子が面白かったです。

P8031894T船長が漁船の人たちと顔なじみなので、おかげ様でツバメにもフレッシュな魚のおすそ分けをいただくことが出来ました。大きなシイラと刺身で食べられるように獲ってすぐ血抜きしてあったサバです。

P8031899
P8031901ヤマネコ号乗組員の宿の炊事場をお借りして航海士が魚をさばいて、豪華な朝食となりました。シイラ(マヒマヒ)は、比較的人気のない魚のようですが、釣れたばかりの新鮮なのは刺身にしてもムニエルにしてもとってもおいしいと思います。

P8031905お腹いっぱいになったけど、ヤマネコ号からの差し入れの“ところてん”を田舎食いしたり、文明(アイスクリーム)を味わったりして、午前中をのんびりと過ごします。

P803191411時頃になってようやく出港です。ヤマネコ号は、静浦に戻る前に少し南に行ったところにある岩地(いわっち)という所で錨を降ろして、お客さんが泳げるようにするそうです。今回は残念ながら泳ぐ用意はしてこなかったので、ツバメは場所だけ偵察に行きました。ヤマネコ号がアンカリングした所は、何と去年の夏に松崎からシーカヤックのツァーで来て皆でスノーケリングをした場所でした。錨を降ろしたヤマネコ号の周りをツバメで一周してから、お別れして安良里に向かいました。

昨日と風は同じくらいだけど、波は穏やかです。もっと大きなセールも上げられたけど、怠惰(笑)にまたストームジブにして、遠回りしながら安良里にまだちょっと早いけどというくらいの時間に戻りました。

いったん岸壁に着けた所で、漁師のおじさんが網をつくろっていました。今回はトローリングでは一匹も魚を釣り上げられなかった(針にかかったのがいたのですが、たぐり寄せる間に逃げられてしまいました)ので、仕掛けを見てもらって、悪い所を直してもらったり、こうしたら釣れるというアドバイスをたくさんいただきました。P8031919

お昼を食べて、ツバメをブイに係留して、安良里を出発。伊豆長岡温泉のお風呂でまたT船長とご家族の皆さんと再会して、夕食をまた沼津漁港で食べて、充実した週末をしめくくりました。

今回は帆走を目的とするよりは、海と船との生活を楽しむという感じのイベントとなりました。近場の松崎だからこそたっぷりと時間があって、そういう楽しみが出来たように思います。

2008年8月 4日 (月)

8/2 ツバメ合宿1日目: 安良里→松崎

実はO船長がずっと忙しくて今年はまだ一度もツバメ合宿ができなかったのですが、木曜日になって急に行けることになり、今シーズン初の待望のツバメ合宿が実現しました。今回は久々で艇の調子も分からなかったし急でしたので、他の方には声をかけないままですみませんでした。

我が家は朝5:15に家を出て、7時前に沼津漁港に着いて丸天というお店で朝食です。これも去年の秋以降のツバメ合宿からはお決まりのコース。金目鯛2匹の煮付けが安くあるというので、それにご飯・味噌汁・お漬け物を付けた定食にしてもらって1人800円もしないのだからお得でした。

P802185010時頃には安良里に到着。ツバメに乗船すると、ブイに付いているムール貝が立派に成長していたので、少し夕食の足しに採集しました。

P8021851シーズン初めなので、ツバメを漁協前の岸壁に移動して、水の入れ替え・補給と、所々汚れていたデッキの掃除をしました。ついでにそのまま岸壁で昼食も食べてから出港。今回は珍しく前もって目的地を決めていなかったのですが、暑いので温泉のあるところが良いということで、近場の松崎に向かうことにします。

P8021852港を出ると良い南風が吹いていて、風はそう強くない割には波が結構あります。シーズン初めだし、急ぐわけでもないので、一番小さなストームジブを上げました。船尾の左右からさっそく釣り糸も流します。大きな波をうまく乗り越えたり、ドシーン、バシャーンと波に叩かれたり、舵もまだちょっと硬いです。松崎に近づくと、海が湧き立つように波だっている海域があり、そこを横切っていきます。こんな所でこんな風でどうしてこんなに荒れているの?と不思議な感じです。

P8021854時間はたっぷりあるので遠回りして久々の帆走を楽しんだ後、松崎に入港しました。すると、なんとなんと、ヤマネコ号が岸壁につながれているではありませんか。今回は急だったので連絡を取っていなかったのですが、それでもここで出会えるなんて本当に縁のある船です。ヤマネコ号には誰も乗船していませんでしたが、横に着けてツバメを係留させてもらいました。そうすると岸壁で釣りをしている人にお願いして場所をあけてもらう必要もないし、潮の干満に応じてもやい綱を調整する必要もないので、とっても楽なのです。

P8021864ヤマネコ号のT船長に連絡を取って、船長がお客さんと今一緒におられるという川沿いの喫茶店に行き、乱入をお詫びしつつ皆さんにあいさつをして、再会を喜びました。するとさっそく見せたいものがあるんですとのT船長に連れられてお店の裏の川岸に出ると、何とそこはまるでノーフォーク! 川沿いの芝のお庭にベンチがあり、ボートも繋がれているではありませんか。それに乗り込んで、ちょうど満潮で水位が上がっている川を遡って、しばしノーフォーク気分を味わいました。

P8021861ちょっとした川遊びの後、インテリアも素敵なそのお店でかき氷をいただきました。のんびりしたひと時がとっても価値あるものに思えます。

P8021866店を出て、待望の温泉につかって汗を流しました。この川沿いの老舗の旅館は去年見つけた所で、風呂上がりに素敵な落ち着けるラウンジで冷たいお茶を自由に飲めるようになっています。そこにはピアノが置いてあり、航海士がいいのかな?と恐る恐る練習中の曲を弾いてみます。2〜3曲弾いたところで、そのピアノの持ち主のこの旅館の女将さんが出てきて、しばらくピアノ談義に花が咲き、なんとアイスコーヒーまでご馳走になってしまいました。

すっかりくつろいで暗くなってからツバメに戻り、夕食のチキンサラダ、ムール貝、枝豆、ビールをコックピットで夜風に吹かれながらいただきました。ちょうど食事が終わった頃、T船長とクルーのお一人もみえて、去年以来の出来事を交換したりこれからの計画を相談したりと、しばらく歓談しました。

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