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2008年9月15日 (月)

9/15 ヤマネコ号の冒険3日目: 松崎→静浦

6時頃、漁船が戻ってくるのを待ち構えるために港に行きました。ヤマネコ号のマストに少し登って防波堤の外側を眺めると、定置網のところに漁船がいません。あれっ、今日は漁に出ていないのでしょうか? きょろきょろすると、ちょうど1隻、港に入って来る漁船がいました。いいタイミングで港に来たようです。

水揚げ場に行くと、いつもは漁船に乗っているYさんが犬を連れています。あいさつして、今日は20人近くで来ているので、もしよろしければ獲れた魚を朝食用に少し買い取らせていただけないかとお願いすると、今日はほとんど獲れなくて、獲れたのももう売っちゃったそうです。ガーン、今朝は具無し味噌汁とご飯という寂しい朝食になるのでしょうか。さっき見かけた漁船も関係ない船だったようです。

P9152330 T船長もやってきてYさんと話してくださり、知り合いが釣り上げたカンパチ5匹を安く買い取らせてもらえるように話をつけてくださいました!

宿に戻り、外流しで航海士が魚をおろし始めます。Yさんも出刃包丁を持って来て手伝ってくださいました。中の台所ではleiraniさんが中心に刺身に切って、皆でご飯を炊いて、お湯を沸かして、魚のあらに湯通しして、あら汁を作ってと、まるで戦場のような忙しさで朝食作りが始まりました。

P9152334 17人が一部屋に座って朝食を取れるように、宿にあった長い板2枚とキッチンの椅子で工夫して臨時のテーブルも造りました。家の中でキャンプしているみたいで楽しいです。元々あった2台の座卓と合わせて17人がちょうど座れるくらいになりました。

P9152336_2 カンパチの刺身、あら汁、かぶとの塩焼き、ご飯、メロンに、昨夜「さくら」でT船長がいただいた梅干し、しそ、らっきょう、宿の台所で見つけた昔懐かしいかつおぶし削りを加えて、なかなか立派な朝食となりました。活きの良いたっぷりの刺身もあら汁もとってもおいしかったです。頼りになるYさん、ありがとうございました!

食器を片付けて、シーホッパーさんが今日の飲み物の買い出しに行ってくださって、イベント会費の清算をして、荷物を船に運んだら、10時の出航時刻までは自由時間です。

P9152340 ちょうどヤマネコ号のすぐそばで、何かの映画の撮影をやっていたので、私は船からずっとそれを眺めていました。大学のアマチュア映研部のようです。何度かリハーサルした後、本番音取りの時には、ヤマネコ号でも皆でお互いにシーッと注意しあって協力しました。面白かったです。

P9152344 その間、マスト登りの練習をする人もいました。ゆれない停泊中は良い練習時です。一度クロストリーズの上に登るコツをつかめれば、2度目からはずっと簡単になるし、航行中に登ることも出来るようになります。

ここで下船するどりすけさんとお別れして、10時過ぎに楽しかった松崎を出港しました。さっそく7枚全ての帆を次々と上げて、クローズホールドで北を目指します。向かい風なので、間切って進むことになります。つまり何度も転回ができるということで、願ったりかなったりです。

最初の転回では、まずヘッドスル3枚、次にメンスルとフォアスル、最後にトップスル2枚と順番にタックしましたが、2回目からは、全員が全てのシートに取り付いて、一気にタックすることに挑戦しました。このタックでは陸地にまっしぐらに向かっているので、直ぐに3回目のタックです。舵を取るMinnowさんからの「タック用意!」の号令で、皆がシートをビレイピンからはずして用意します。用意が出来たら、Minnowさんが舵輪を回し、船がまっすぐ風上に向いた時に「カミンバウ!(coming about)」と号令をかけ、それに合わせて新しい風下側のシートを引き込みます。一度も失敗することなく、皆の息を合わせて見事に一気に転回できて、ほれぼれするようでした。

P9152348 何度も何度も転回して、間切り続けたい気分でしたが、ツバメなどのクルーザーや普通のディンギーが風上切り上がり角度がほぼ45度なのに対して、帆船ヤマネコ号では55度以上もあります。つまり風上にはなかなか効率良く進めず、タックの度にも風下に落とされてしまうので、静浦にそう遅くならないうちに戻るためには、エンジンを使わざるを得ませんでした。

P9152350 風が落ちてしまい、前が見にくいのでロワーステイスルだけたたんで、機走で北に進み、途中でまたおにぎりとパンとお茶・ジュースのお昼にしました。今日は曇り空で、陽が暑くないのが嬉しいです。

大瀬崎辺りからちょっと東よりの風が吹いて来たので、タックして、ロワーステイスルも上げます。風が強くなってきて、適度なヒールをして、気持ちの良い帆走が始まりました。この内浦湾では、進むにつれて風が時計回りに回って行くので、うまく進路を合わせていけば、タックすることなくぎりぎりのクローズホールドを続けて静浦に帰れることもあるそうです。今日も、それをねらって、静浦に近づいたところで帆を下ろして残りは機走で帰る手もあります。しかし、船中タックしたくてうずうずしている感があるので(笑)、我慢できずにタック! 静浦を目指すにはまだ早過ぎる地点で我慢できずにまたタック! 後でT船長にあの2回のタックはどちらも早過ぎて無駄なタックだったと言われました(^^;。

静浦漁港に近づき、帆を下ろす楽しい作業もこれが最後です。ヘッドスルも全部取り外して船内にしまい、フェンダーを出して、もやい綱を用意して、16時半頃、無事に帰港しました。

最初は遠慮がちだった人も、3日目には争うように(笑)ハリヤードに取り付いたり、シートを握ったりして、皆で帆船を操る魅力を体験できたことが嬉しかったです。

T船長からは何度か聞いていたことですが、今回、クルージングとトレーニングは両立しないとつくづく思いました。帆を操る楽しさを感じて少しでもやり方を覚えたところで、早いうちに今度はセールトレーニングをテーマにしたイベントを企画したいと思います。

2008年9月14日 (日)

9/14 ヤマネコ号の冒険2日目: 清水→松崎

P9142278 6時前に起きて顔を洗って、6時からの朝食バイキングに行きました。ほぼ全種類を少しずつ取ると写真のような朝食になります(^^;。

P9142284 また少し雨が降っていましたが、O船長の車で航海士、どりすけさんと、スーパー1軒、コンビニ2軒を回り、今日の昼食のおにぎり・パンと飲み物を買い出ししてヤマネコ号に戻る頃には、雨も上がっていました。

一晩ヤマネコ号に泊まったsugachanご夫妻は残念ながらここで下船します。清水からは、Tea Bayさんとカモノハシ族のシーホッパーさん、AmiヨットクラブのHさん、T船長のご家族の皆さんが乗船されて、今日は定員いっぱいの総勢20名となりました。

P9142286 出航前に、海賊旗とカモノハシ族の旗を上げて、海賊の船らしくします。O船長、sugachanご夫妻、Hさんのご家族(ワンちゃんも)の皆さんに見送られて、8時半過ぎにエスパルスドリームプラザの岸壁を離れて出航しました。

P9142296 嬉しいことに船長役を仰せつかり、号令をかけながら、7枚の帆を次々と上げました。メンスル、フォアスルをまず上げます。

次に、バウスプリットの先に行って帆を束ねているガスケットをほどいてから、フライングジブ、ロワージブ、ロワーステイスルを上げます。これらのヘッドスルを上げる時は、左右のシートに1人ずつ、ハリヤードに1人です。

最後に、メイントップスル、アッパーステイスルの順に上げます。この2枚を上げるのはちょっと複雑で、それぞれ5人がかりです。

  1. まず、ハリヤード、エンドクリュー、2本のタックシート全てをゆるめて、風下側のタックシートを引っ張ります。
  2. 降りて来たハリヤードの先端を帆のヘッド(上端)に付けて、ハリヤードを少し引きます。
  3. エンドクリューの先端をメイントップスルのクリュー(後端)、アッパーステイスルのタック(前端)に付けて、ハリヤードとエンドクリューを少し引きます。
  4. 最後にタックシートをメイントップスルのタック(前端)、アッパーステイスルのクリュー(後端)に付けますが、この時にエンドクリューやハリヤードとの関係を気をつけて付けないと帆を上げた時にねじれてしまいます。一度これを間違ってやり直しをしました。
  5. ハリヤードとエンドクリューを引っ張りきって、帆を一番上まで上げて、ビレイします。
  6. 風下側のタックシートを引いて、帆に風をはらませて、ビレイします。

複雑なだけに面白いし、この最後の2枚が上がると、ヤマネコ号が格段に美しくなります。

全ての帆を上げて、エンジンを切って純粋な帆走が始まると、拍手がわき起こりました。機走から帆走に移って風と波の音だけになるこの瞬間が大好きです。皆でお茶を飲んで一息つきました。

P9142306 その後、風が落ちてまたエンジンもかけましたが、フルセールの機帆走で、駿河湾を横断します。その間、ロープの結び方の練習をしたり(泥棒結びというのを初めて覚えました)、ラム酒の配給があったり、地図を広げてカモノハシ族の皆さんのノーフォーク旅行のお話を聞いたり、マストに登ったり、楽しい時間を過ごしました。

P9142310 ちょっと予定変更で、岩地の代わりに黄金崎でアンカリングしてスノーケリングをすることになりました。黄金崎に近づいたので、また号令をかけて、さっきと逆の順序で帆を下ろします。

Imgp0165_2 湾に入り、アンカーに鎖とアンカーロープをつないで用意して(写真撮影:どりすけさん)、T船長の号令に従って、アンカーを降ろしました。海底が砂地なのでなかなかアンカーが効かず、一度やり直しました。ヤマネコ号でアンカリングするのはこれが初めてです。

Img_0021 すると、先に湾でアンカリングしていたクルーザー(マムシ号?)が寄って来て、その首領(ブラック・ジェイク?)がヤマネコ号に乗り込んで来ました(写真撮影:どりすけさん)。T船長のお知り合いだったようですが、誰かそっとビレイピンを手にしていた人はいませんでしたか?(笑)

まずは、おにぎりとパンとお茶でお昼にします。その後、ダックフードさん、オプティーさん、Aちゃん、COOTが海に入り、船の周りを泳ぎました。ここはまだ深くて魚も海底も見えません。陸までちょっと距離があるので少し迷いましたが、一番近い岩場まで泳いで行ってみると、波が岩に打ち付けているし、残念ながら魚もあまり見えなかったので、船に戻りました。景色は黄金崎の方がきれいなのですが、スノーケリングで魚を見るには、やはり岩地の方が良いみたいです。

Img_0026 アンカーを上げて、ツバメの母港の安良里沖を南下して、15時頃に松崎に入港(写真撮影:どりすけさん)。O船長も車で先回りして松崎で出迎えてくださいました。ここで下船するTitmouseさんと、ダックフードさんとお別れして、ヤマネコ号宿泊組と網元の宿に民泊する組に分かれて、宿に荷物を置いて、まずは温泉につかりに行きます。18時の夕食までは自由行動ですが、結局ほとんど皆が同じ頃に温泉に来たので、人数の多い女性の方は一度に入りきれず、喫茶「侘助」に行く人と、入浴組に分かれました。

P9142320 温泉宿の2階には、昔の部屋が残されていて、そこには江戸時代の松崎出身の芸術家「入江長八」の作品が残されていました。

Img_0031_2 しばし芸術鑑賞をして、温泉を出て、ノーフォーク気分が味わえる喫茶「侘助」に行くと、ここの2階もギャラリーになっていて、またまた絵の鑑賞。絵もさることながら、貝殻などをあしらった手作りの額縁が凝っていておもしろかったです。私はかき氷を食べて、裏庭(写真撮影:どりすけさん)をのぞいて、18時からの「さくら」での夕食に急ぎました。

P9142328 T船長が予約してくださっていたので、何とか皆で入れて、食べ放題のところてん、生ビール、サラダ、あしたばとタマネギの天ぷら、トビウオの塩焼き、釜で炊いたご飯のおいしい夕食をたっぷりいただき満腹です。

陸からサポートしてくださったO船長とお別れして、航海士、leiraniさんと、ヤオハンで明日の食糧を買い出ししてから宿に戻ります。マットとシュラフで眠るつもりでしたが、アミヨットクラブの皆さんが別の宿に泊まってくださって、宿の寝具が少し余ったのも利用して、おかげ様で快適に眠れそうです。我が家の聖地巡礼の写真をオプティーさんに見てもらったりした後、お休みなさいとなりました。

2008年9月13日 (土)

9/13 ヤマネコ号の冒険1日目後半: 沼津→清水

沼津からは天文台さん・Minnowさんご一家4人とleiraniさんも加わって、総勢17名で、予定通り17時過ぎに出港しました。何と天気予報がはずれてパラパラと雨が降っています。北海(駿河湾)横断に乗り出すのに多少の荒天は史実通りなので、かえって皆は喜んでいるようです。いろんな色の防水外套を着てとてもカラフルな乗組員がコックピットに全員集合して、それぞれ自己紹介をしました。

P9132259 曇り空で、洋上からサンセットを眺められないのは残念でしたが、雨はおさまってきたので、いよいよ帆を上げることになりました。既に薄暗い中、最初にメンスルを上げます。まず、メンスルをはさんでブームとヤードを結んでいるガスケットを取り外します。次に、船尾でシートをゆるめる人2人、メインマストのふもとでハリヤードを引く人2人が協力して、メンスルが上がりました。

続いて、フォアスル、ロワージブ、ロワーステイスルを上げます。7枚中4枚の帆を上げて、機帆走で清水を目指します。

もうすっかり夜です。大瀬崎の灯台がちょっと複雑な光り方をしています。田子ノ浦あたりの街灯りも見えます。明日が満月というほぼ中秋の名月が、一度だけ雲間から顔を出して、海の上にきれいな光の道を見せてくれました。

P9132267 ヤマネコ号も、マストの上と船尾に白、船首に近い左右に赤と緑の航海灯を点しています。夜間航海の舵取りを順番に交替しながら味わいました。

光っているのは、陸の灯台、空の月、船の航海灯だけではなく、海の中にもありました。ヤマネコ号がたてる左右の波の中で、夜光虫が青くピカピカと光っています。とても幻想的な美しさでした。

Imgp0075 北海(駿河湾)を横断してオランダのフラッシング(清水港)が近づいてきました。港の入り口を示す右に赤、左に緑の灯台の間を目指します。夜でも意外と明るいもので、帆を降ろす時も暗くて困ることはありませんでした。

Imgp0120_2 ヤマネコ号は、とてもにぎやかな彩りで光っている風車(大観覧車)のすぐ近くの岸壁に接岸しました。ツバメのO船長が、何と車で先回りして清水で出迎えてくださいました。

Imgp0131 入港作業が一段落してから、皆でO船長の車とタクシー3台に分乗して駿河健康ランドに行きました。ここでいろんな温泉にのんびりとつかります。私はちょっと温度が低めのプールと、冬のように寒いアイスサウナが一番気に入りました。

温泉を出ると、もう他の人は見当たらなかったので、T船長、O船長と3人でビールで夜間航海を祝して、早めだった夕食の足しにお茶漬けをいただいた後、仮眠室で横になって休みました。

(最後の3枚の写真の撮影:どりすけさん)

9/13 ヤマネコ号の冒険1日目前半: 静浦→沼津

全長54フィートの2本マスト・スクーナー「帆船Ami号」をアーサー・ランサム・クラブ(ARC)で3日間借り切りました。ARCでの船の名前はもちろん「ヤマネコ号」。今回の最大のテーマは夜間航海なので、名付けて「ヤマネコ号夜間航海イベント」です。

いつもよりしっかり準備して、全16ページの立派な(^^)“しおり”も作りました。実は自分のパソコンをWindowsからMacに移行したので、新しいワープロの練習にちょうど良い題材になったのと、2週連続で週末は天気が悪くて家にいたので、かなり凝ったしおりが出来上がりました。NPさん、Minnowさんと1つ1つのロープの名前やビレイピンの位置を思い出したり調べたりする時間も楽しかったです。

P9132230 いよいよ待ちに待った当日、朝9時半に我が家の最寄り駅でケルンさん、真昼のふくろうさんをピックアップして、沼津港でちょっと早めの昼食にしました。夕食も沼津港に来るけど、ここは魚がおいしいので、何度でも食べたいところです。先週のツバメ合宿の帰りに入った「むすび屋」というお店、ここは丸天ほど大量ではないけど、味は良いです。先週品切れで食べ損なった「かさご煮付け定食」は、今日も売切れで残念でしたが、「刺身盛合せ定食」もおいしかったです。店を出る頃には、外に長い行列が出来ていました。ちょっと早めに来てラッキー。

P9132232 13時過ぎに静浦漁港に着いたら、ちょうどヤマネコ号が入り口に近い岸壁に移動してきたばかりのところでした。sugachanご夫妻とどりすけさんは既に到着していて、すぐにバスでTitmouseさんとARCイベント初参加のカモノハシ族ダックフードさん、オプティーさんも到着して「もう知り合った」をしました。

出航に備えてヘッドスル3枚を取付ける作業をバウスプリットの上でやっていたところ、ふと気づくと腰に付けていたデジカメケースの中が空っぽになっています。ガーン、5ヶ月程前に買ったばかりのデジカメを海の中に落としてしまったみたいです。これから3日間のイベントの写真も撮れないし、ああ大ショックです。

私がうなだれて航海士に何が起きたか白状して怒られていたら、sugachanが「3点セットがあればもぐって取って来れますよ」とのこと。明日はスノーケリングをする予定だったので、3点セットは持って来ています。sugachanは、本当にそれを付けて、港の中なのでそうきれいではない海に飛び込んでくださいました。運悪く大潮の満潮に近い時刻なので、水深は4mくらいありそうです。底の方は暗くてカメラのありかが見えないかもしれません。フィン(足ひれ)は、sugachanが趣味のダイビングで普段使う物の1/3くらいの長さしかなくて潜りにくいところ、何度もダイブしてくださって、とうとう片手にデジカメを持って浮上して来ました。(写真撮影:どりすけさん)

Rimg0016 皆で拍手喝采です。本当に本当にありがとうございました! 沈んだツバメ号を引き上げるために何度もダイビングしたジョンにちなんで、sugachanには名誉ある「ジョン」のミドルネームを皆で差し上げました。(このブログのレポートが写真付きなのも全てsugachanのおかげです。)

P9132234 最初からとんだハプニングで、予定を少し遅れて14時過ぎに静浦漁港を出港しました。1日目だけ参加のsugachanにさっそく舵輪を握っていただきます。沼津はすぐですが、練習のためフェンダーを全てはずして船内にしまいました。まだ帆は上げずに機走ですが、ビレイピンにロープを止める練習をします。

P9132236 沼津港の手前のビーチでは、凧に引っ張られてサーフィンをしている人達がいました。へえー、ちゃんと風上にも上れるようです。氷結した湖の上でアイスヨットを初めて眺めているツバメ号のような気持ちで、カイトサーフィンなるものをポカーンと見ていました。

P9132238 沼津港の入り口の水門が見えてきました。「びゅうお」という名前を持っているこの大型水門の下は、ヤマネコ号よりもマストが高いツバメは、ぎりぎりで危険なので通れないところです。地震の後の津波の危険がある時や台風の時にはこの水門が閉まって、背後の沼津の街を洪水の危険から守ります。

Dsc00667 入港接岸に備えてフェンダーを左舷にぶら下げます。フェンダーに付いている細いロープを手すりに結びつける時には「クラブヒッチ」を使います。ツバメにしろヤマネコ号にしろ、ボーイとして乗船した乗組員が最初に覚える船の仕事の1つです。

Dsc00670 沼津港は、『ヤマネコ号の冒険』が始まったローストフト港のように、内港と外港に分かれています。ローストフトでは旋回橋が内外を分けていましたが、沼津では「びゅうお」がその役割をしています。我らがヤマネコ号も「びゅうお」の下をくぐって、15時過ぎに内港に接岸しました。

P9132243 今回のヤマネコ号の航海には、ちゃんとピーター・ダック役として、Amiヨットクラブ・アドバイザーのMさんが乗船して下さっています。ピーター・ダックがひもの付いたバケツで汲んだ海水を流して、ARC乗組員がデッキ掃除をしました。これから3日間の航海に備えて、ヤマネコ号をきれいにして、機関の燃料も補給しました。

P9132253 夕食前に皆で「びゅうお」に上って、港や周りの景色を高いところから眺めました。その後、よく利用している「丸天」というお店に何とか全員入れて、1皿1皿の大量さにビックリしながら刺身や煮魚や焼き魚の夕食をいただきました。

(続く)

2008年9月 9日 (火)

9/7 ツバメ合宿2日目: 松崎→安良里

P9072194 朝食は、6時過ぎに戻ってくるいつもの漁船から魚を少しおすそ分けしてもらうのを当てにしていたのですが、今日は不漁だったようで、船に乗っている人も一様に首を横に振りながら戻ってきて、あっと言う間に魚を降ろしていつもより小さな軽トラックに積んでさっと行ってしまいました。うー、魚が無い。呆然としながら、といだお米を炊くのは止めて、昨日の残りのパンで朝食です。

P9072199 今日は松崎は「海のピカ市」というお祭りの日で、朝から港にどんどん出店が建って、大賑わいです。車を停めた場所もお祭り関係者専用になっているようで、ベックフット号を組み立てるのは止めにしました。ツバメが停泊している場所に建ったテントには、何と「ヨット体験乗船」という看板が立ち、10時から受付開始だそうです。他に停泊中のヨットはいないので、これでは誰が見てもツバメで体験航海をするみたいです。いっそ、成り行きでそうなったらそれはそれで面白いかも、後でご苦労さん会でタダでいっぱい飲み食いさせてもらえるかも、なんて勝手な妄想もしましたが、イベント用のヨットが港に入ってきたので、場所を明け渡すのにバタバタと出航しました。

P9072209 まずは機走のまま、さっそくトローリングを流して、たくさんの漁船が集まっている松崎沖の海域を通り、堂ヶ島の荒々しい海岸に接近します。今日は波も風もおだやかなので、ひっきりなしに観光船が天窓洞の洞窟に入っては出て行きます。一度に複数の観光船が洞窟に入っていって、数分後に入った順番に出てくるので、中は相当広いようです。ここはいつかぜひ、早朝のまだ観光船がやって来る前にベックフット号で探検してみたい所です。

P9072218 無料体験航海用のヨットが松崎港から出てきたので、近寄ってみることにしました。こちらもセールを上げて、競争を挑みます。ツバメは元々レーシング向けなので、トローリングを2本流していてもあちらより速いです。あっちがタックしたらこっちもタックして、しばらく松崎沖を行ったり来たりします。最後に一番接近した時に手を振ったら、体験航海のお客さんも手を振ってくれて、その中で1人だけ「あっちに行け」という感じに手を振っているスキッパーがいました。実はO船長の顔なじみの方です。

P9072222 さて、まだ時間はたっぷりあります。一度安良里の方に戻りかけたけど、岩地でスノーケリングをしたくなってまたUターン。岩地では、カヤックツァーの一団が既にお昼を食べて泳いでいるようです。アンカリングするために、トローリングを引き上げて、ジェノア(大きなジブ=前帆)を降ろして、メンスルを降ろそうとハリヤードのストッパーをはずそうとした時に、ポキリ。あっ、レバーが折れてしまいました(^^;。とにかくメンスルは降ろして、スノーケリングは止めて、機走のまま安良里に戻ることになりました。

P9072225 またトローリングを流して、お昼代わりにコーヒーゼリーとクッキーを食べて、まったりとした機走で安良里に帰港しました。壊れた部品を取り替えるために、シートストッパーの本体をデッキから取り外そうとしますが、ネジをはずしても、ハンマーで叩いても、ナイフでこじあけようとしても、ウィンチで引っ張ってもびくともしません。どうもネジだけではなく、強力な接着剤を使ってデッキに貼り付けてあるようです。今日のところは取り外すのをあきらめます。

P9072227 下船して車に乗ると、海の上ではずっと晴れていた天気も予報通りに雨が降り出しました。また温泉はホテル天坊へ。今日はなんと豪華な露天風呂を貸切状態でした。夕食はまた沼津港へ。丸天は行列していたので、去年最初の頃良く行った「せきの」というお店(は閉まっていた)の隣の初めてのお店に閉店間際に入ってみました。かさごの煮付け定食がとてもお値打ち価格であったのですが、それはもう売り切れとのこと。私は太刀魚の塩焼き定食にしたら、とーってもおいしかったです。ここは全体的に安くて量も程ほどで、いい感じの店でした。これから何度か来ることになるかもしれません。

9/6 ツバメ合宿1日目: 安良里→松崎

P9062153 先週、先々週と続けて雨で中止となったツバメ合宿でしたが、ようやく天気の良い週末となりました。いつもの様に6時前に高速に乗って、7時前に沼津港に着いたら、丸天は7時半開店とのこと。それまで港の周りを散歩していたら、何と新宿から日に一本、沼津港直通の高速バスがあることを発見しました。丸天のメニューもこれぞというのは一通り食べた感じで、何となくウニぶつ丼を頼みました。

静浦でいつもと違う所に接岸中のヤマネコ号を見かけたので寄ってみると、T船長とMさんがいました。今日は身体障害者の子供達を乗せるイベントだそうで、「ちょうどいい」と拉致されそうになりました(笑)。今日は今年2回目のツバメ合宿を優先しましたが、いつか機会があればヤマネコ号のイベントの手伝いもやってみたいものです。

P9062159_2 修善寺を過ぎて土肥の海岸に出る頃、O船長より「今、松崎にいます。タモリ艇が来ています。」とのメールが入りました。今日はベックフット号(我家の折りたたみ式カヤック)を積んできているので、車をあらかじめ松崎に置いて、安良里に船長の車で戻ってからツバメで松崎に入港し、カヤックを楽しむのもいいかもという目論見です。安良里~松崎はすぐで、時間はたっぷりありますから、その間の田子をO船長が車で案内してくれました。狭い道を終点まで行くと、水もきれいでとっても魅力的な入り江と無人島と洞窟を発見。今日はツバメでここに来てスノーケリングをすることに決定。

P9062158 安良里に戻り、ツバメに乗船し、パンの昼食を食べた後、機走のまま田子湾まで走り、アンカーを降ろしました。海底の具合は良いようで、アンカーがばっちり効いています。水に入るとちょうど良い水温で、とても気持ちが良いです。無人島の洞窟までスノーケリングで泳いで行きます。洞窟は島の反対側の海まで抜けていてトンネルになっていました。しばらく洞窟の入り口に漂って波や流れの様子を感じていた限りでは大丈夫そうだったので、泳いで抜けてみたかったけど、潮が強い危険なところがこの辺りにあると聞いていたので止めておきました。

P9062172 色とりどりの小さい魚、大きな魚を眺めて泳いでいると、時々小さいけれどクラゲに出会うので、慌てて避けたりします。一度にいくつも現れて避けきれないこともありましたが、何とか刺されずにすみました。でも結構緊張するので、そう長くは泳がずにツバメに戻ります。ペットボトル一本分の水をシャワー代わりに浴びて、着替えて、アンカーを上げて、出航。朝、松崎港にいたタモリのヨットが田子港に入ってきていたので、近くまで見に行ってから湾を出て、今度は帆走で松崎港へ向いました。

P9062175 波は穏やかだけど思ったよりも風があって、一番小さなストームジブでも適度なヒーリングで快適な帆走です。トローリングにソーダガツオが一匹かかったので、松崎入港後にさっそく刺身にしていただきました。前回のツバメ合宿で松崎の漁師の方が魚の「血抜き」をしているやり方を航海士が覚えていて、今回は釣り上げてすぐにそれをやったので、本当においしく食べられました。

P9062190 いつもの旅館の温泉に行くと、今日は空いているからと貸切露天風呂の方を使わせてくれて、ますますこの旅館のファンになりました。夕食もまたいつもの「さくら」へ。混雑していてたっぷり待たされますが、量も味もピカイチです。ヤマネコ号で来た時はイカ刺身定食がおいしかったので、今日はイカ丸焼き定食をいただくと、これも中に詰まったキモがおいしくて最高でした。

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